少子化対策「総理のリーダーシップを期待したい」小池都知事会見1月6日(本文)
東京都の小池百合子知事は6日午後、都庁で記者会見を行った。 ◇ ◇ 【動画】少子化対策で“月5000円”給付へ 小池都知事「一刻の猶予もない」 定例会見(2023年1月6日)
感染が広がりを見せている
小池:はい。 記者:それでは知事の定例記者会見を始めます。知事、よろしくお願いします。 小池:まず今年、うさぎ年になりまして初めての記者会見ということです。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。今日は3点お伝えをしたいと思います。まずコロナであります。きのうの新年最初のモニタリング分析におきまして、感染状況、医療提供体制、これまでと変わらず、それぞれオレンジ、赤となっています。専門家によりますと、新規陽性者数は減少しているけれども、この間、年末年始がありましたので、検査数の減少などの影響を受けた数値であると。そしてまた入院患者数が、増加傾向が続いていて、また、感染拡大によって就業制限を受けている医療従事者などが増加している、看護師さんなどがなかなか出勤できていないとか、一般の救急受診などの対応もあって厳しい状況が続いているとのことであります。 今週の都内のインフルエンザの患者の報告数でありますけれども、こちらのほうは定点の医療機関当たり2.9人となっております。流行開始の目安は1.0と言っておりましたが、これを超えておりまして、また先週はこの数字が2.3人でしたから、さらに増えてきているということで感染が広がりを見せているということです。 あしたからは3連休になります。そして9日は各地で成人の日のイベントも行われると聞いております。そして来週、14、15ですけれども、こちらでは大学入学共通テストの実施というふうになります。本格的な受験シーズンのスタートということになります。久しぶりに会う仲間と楽しい時間を過ごすためにも、受験生が実力を十分発揮するためにも、周囲の人を含めた1人1人が3つのポイントである攻めと守り、そして備えを実践していただきたいと思います。
必要な場所ではマスクをしっかり着けて
攻めのワクチンでオミクロン株対応ワクチン、そしてインフルエンザワクチン、共に接種をお勧めいたします。それから守りですけれども、感染防止対策ですね。新年会のシーズンでもありますけれども、会食の際はどうぞ換気などの対策を徹底している認証店をお選びいただければと思います。また、必要な場所ではマスクをしっかりと着けていただいて、混雑を避けることなどもお願いをいたします。各国の例を見ましても、欧州やアメリカ、ニューヨーク、カリフォルニアなどでも、必要な場所ではマスクをという推奨だったり義務だったり、それぞれまたマスクは少々世界でも戻りつつあるという状況のようであります。 それと備えですけれども、3つ目が備え。こちらのほうは、熱が出たときのため医薬品や食料品などを用意しておくと。重症化リスクに応じた受診方法などもあらかじめ確認をしておいてください。それぞれ都のホームページのほうで詳しくご案内をいたしております。そしてコロナとの共存に向けまして、感染防止、そして社会経済活動との両立を進める、今年こそはそういう1年にしていきたいと思いますので、引き続きご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 そして2点目ですが。皆さんにはLINEで都のさまざまな情報をお伝えしているんですが、東京都の公式アカウント、LINEの公式アカウントに新しい機能を追加するというお知らせです。これまで東京都LINE公式アカウントですが、都のさまざまな情報の中から重要なもの、そしてお得なものなどを配信してまいりました。このアカウントの魅力をさらに高めるということで1月の10日火曜日から、来週から機能拡充をいたします。 具体的には健康や医療、そして観光など、20のカテゴリを新たに設けまして、ユーザーの皆さんが登録した興味や関心事に対しての情報を配信いたします。そうすることで都民それぞれが必要とする興味のある情報を受け取ることができるというものです。また、災害情報共有システム、Lアラート。これはJアラートのローカル版ですね、地方版。Lアラート。こちらと連携しまして、防災・災害情報についてプッシュ配信をいたします。それによって迅速に情報が届くということになります。このほか都民の声、総合窓口にLINEからもご意見をお寄せいただけるようにいたしまして、インタラクティブな形が可能となります。