小池都知事が記者会見10月16日(全文1)国に水際対策の強化と徹底求める
東京都の小池百合子知事は16日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2020年10月16日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2020年10月16日) ◇ ◇
風水害への警戒緩めず対応したい
小池:まず7年前の今日なんですが、皆さんどこに、何を担当されていたかですが、台風26号が大島に土砂災害をもたらしました。大規模な土砂災害が発生いたしまして、多くの方が亡くなっておられます。大島町だけで36名ということであります。あらためて哀悼の意を表したいと思います。また、台風で言いますと、先日も台風第14号が島嶼部を直撃しました。直撃というか、大きな影響をもたらしました。三宅村、そして御蔵島ということで、大雨特別警報が発表されて、伊豆諸島で記録的な大雨となったわけであります。 都は、台風接近前にすでに担当者、リエゾンを送って、大島、三宅島、そして八丈島に派遣をいたしまして、そして大雨特別警報の発表を受けて応急対策本部を設置、そして町、村、それぞれ関係機関と連携を密にして情報収集を行ったということであります。今回、幸いにも人的被害ございませんでしたけれども、まだ台風シーズンが続いておりますので、これからも風水害に対する警戒を緩めることなく対応していきたいと思っています。
上から2番目のオレンジ色、先週から変化なし
また、都民の皆さんにはこちら、東京マイ・タイムライン、もうご存じだと思いますけれども、これを平時のときから準備をして、大雨が降る、そういう気象情報がありましたら、その前に、どこにどうやって逃げましょうかということを、風水害に対しての日々の備えということで、これもご活用いただければと思います。 続いてコロナの関係でありますけれども、きのうの重症者数が25人でありました。新規の陽性者数が284人、そしてその目安となるのが3日前の検査実施件数になりますけれども、6436件ということであります。そのうち、新規陽性者のうち65歳以上という、そのくくりでお伝えするようにしておりますけれども、こちらは40人でありました。感染状況や医療提供体制から、ともに上から2番目のオレンジ色で、先週からの変化はなしという状況であります。専門家の先生方からは、新規陽性者数、そして接触歴等不明者数、高い水準のままの増加、そして経済活動が活発化していることや、複数のクラスターが発生しているということで、新規陽性者数のさらなる増加に警戒が必要とのコメントをいただいて、そして両方でオレンジ色ということであります。 今週は医療機関などで集団感染の事例、クラスターが報告されております。都として10月1日に設置いたしました東京iCDC、そこに感染対策支援チームをつくっておりまして、そちらからこの医療施設、クラスターを出したところなどにチームを派遣しまして迅速な対応を行う、そしてそのサポートを行っております。 また、都や都民の皆さん、そして事業者の皆さん、それぞれの責務を明確化するために、東京都新型コロナウイルス感染症対策条例を改正いたしたところで、こちらの施行がきのうからになっております。それでは、ちょっとこちらご覧ください。 小池(VTR):新型コロナウイルスに打ち勝つため、都民、事業者の皆さま、そして東京都の責務を条例で定めました。「感染しない、感染させない」を合言葉に、共に取り組んでまいりましょう。