「人出増=感染者増」直結せず スーパー、テーマパークなどで―西村担当相
西村康稔(やすとし)経済再生担当相は15日、記者会見し、「いわゆるスーパーとかショッピングセンターとか映画館、テーマパーク、博物館、こういったところでの人出(の増加)は感染者数の変化は関係ない」と述べ、基本的な感染予防策をとっていれば人が多いところに外出することが直ちに感染に直結するわけではないと説明した。 【動画】歌舞伎町・中州・ミナミ・栄・すすきの、コロナ対応“夜の街”で明暗 分科会後に尾身会長と西村担当相が会見
西村担当相は、「これは国民のみなさんが買い物するときも、図書館に行くときも博物館に行くときもマスクをして、消毒して、手洗いすることを徹底していただいている、3密回避を徹底していただいているから因果関係がないということだと思う」と言及。 一方で、「繁華街への人出は関係がある。夜の街が感染源に大きくなったということが分かってきている」とも語った。
情報発信が自粛効果を生む
西村担当相はまた、外出率の変化と新規感染者数の増減の因果関係について、2月15日~5月31日と6月1日~9月1日に分けて分析したことも明らかにした。 結果は以下の通り。 【2~5月】 ・外出率の変化→感染者数変化(因果関係なし) ・感染者数変化→外出率の変化(因果関係あり) 【6~9月】 ・外出率の変化→感染者数変化(因果関係なし) ・感染者数変化→外出率の変化(因果関係なし) 西村担当相は、「色んなニュースで毎日の感染者数を見て、『少し外に行くのは止めよう』という因果関係があることが分かった。情報によって、自粛するという効果があることが改めて分かった」と述べ、この結果も今後の対策に生かしていく姿勢を見せた。