角田裕毅、Q3まで0.032秒の予選11番手「トウで協力してくれたリアムに感謝」RBはスプリントで選手権7位に後退
2024年F1アメリカGPの土曜、RBの角田裕毅はスプリントで11位、予選では11番手を獲得した。 【写真】2024年F1第19戦アメリカGP土曜 角田裕毅(RB)とセルジオ・ペレス(レッドブル) スプリントでは9番グリッドからスタート、ひとつ順位を上げて序盤は8番手を走行し、ハースのニコ・ヒュルケンベルグおよびケビン・マグヌッセンとポジション争いをした。7周目に2台の後ろ9番手に落ち、12周目にはセルジオ・ペレス(レッドブル)、16周目にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に抜かれて11番手でフィニッシュした。ピアストリは5秒のタイムペナルティを科されたが、角田を5秒以上引き離していたために10位を維持した。 スプリントでRBはノーポイントに終わったが、ハースは3ポイントを獲得。両チームは同点となり、リザルトの差によって、ハースがランキング6位、RBはひとつ後退して7位となった。 予選で角田はQ2に進出、最後のアタックでチームメイトのリアム・ローソンのトウ(スリップストリーム)の助けを得たが、10番手から0.032秒差でQ2を突破することができなかった。ローソンはパワーユニット(PU)のエレメント交換により、最後尾スタートが決まっている。 ■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム) スプリント 11位(9番グリッド/タイヤ:ミディアム) 予選 11番手(Q1=11番手1分33秒795:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分33秒506:ソフトタイヤ) 今日はチーム全体で良い仕事をしたと思います。スプリントはタフな戦いになりました。激しいバトルをエンジョイし、楽しい部分はありましたが、残念ながらペースがあまり良くありませんでした。そのためダメージを最小限に抑えるために、他のマシンと激しく戦わなければなりませんでした。 レースのなかで後退していったことに大きなフラストレーションを感じました。ポイント圏内に近いところからスタートしたので、今日はポイントを獲得するチャンスはあったかもしれないのです。 残念なことに予選ではQ3に進むことができませんでした。最終的に10番手にかなり近いところまで行けたので残念です。でも全体的に考えて、明日のレースに向けて良いスタートポジションを確保できたと思います。 リアムがスリップストリームを与えてくれたことに感謝します。彼は素晴らしい仕事をして、周回中に僕を助けてくれました。 スプリントの後、たくさんの変更を加え、2台にいくつか違いがあったため、良いデータを集めることができました。 ここまで浮き沈みの激しい週末になっています。今日のセッションでいくつか学ぶことがありましたし、将来に向けての学びもあります。 明日のレースは厳しいものになるでしょうが、スタート後にいくつかポジションを上げて、ポイントを獲得することを目指してベストを尽くします。 [オートスポーツweb 2024年10月20日]