チャンプ88号車 タイヤが振動…?最終7ラップで起きた裏話
最終戦、 GT500はシーズン通して圧倒的強さを見せた36号車、 GT300は、後半3連勝、シーズン通して4勝し 大逆転チャンピオンの88号車が タイトルを獲得しました!!!
GT500はGTVの総集編でゲストにお招きし、 たっぷりお話しを伺うのでその時にまた書くとして、
今回はGT300の88号車のタイトル獲得の裏側に 迫っていきたいと思います!!
●仲良しのメカさん、通称たなてつ
実はこれは、かなりの裏話なんですが、
実は最後10ラップ切ったかな? 位のタイミングで、JLOCのピットに居た私に、 仲良しのメカさんが
「タイヤ振動してるって。どうしよう。」
と耳打ちしに来てくれた時、 私の身体中鳥肌が。
確かに、GTは最後の最終ラップまで 何が起こるか分からない。劇的なドラマも見所かもしれない。
でも、神様こんなドラマはやめてあげてと 思わず私も手を合わせました。
無線で中継車に「88、タイヤ振動してるかもって」
と情報を入れると、 ディレクターさんの
「え?しましま今何号車って言った?88!?
え!?!?カメラさん!!!88!!!追い続けて!!」
「え・・・」
と動揺する声が響き渡っていました。
結果、小暮選手はそこからタイヤの事を考えて 少しタイヤのために、抑えながら走行したものの、 問題なくトップでチェッカーを受け、 ポールトゥウィンでタイトルを決める この上ない結果を残した。
レース後、
「今まで、いける!と思ってもトラブルが起きちゃったり そんなレースが沢山あったから、 小暮選手も、特に大事な大事な局面だからこそ、 大丈夫かな?って小さな変化にも敏感に慎重になってたのかも。 本当何もなくて良かった」
と。
そんな、たなてつさん、
実は最終戦の直前、お父様が天国へ旅立ってしまっていた。
「最終戦待たずに去っちゃった。」
「良い報告したかったよね?きっと見守ってくれてるよ」
「そうだと良いけど厳しいかもだけど・・・勝って良い報告したいな」
と言っていた、たなてつさん。