ペレス解約交渉中...ローソンが微笑む理由とは?速さと冷静さを証明した角田裕毅の昇格の可能性は?
セルジオ・ペレスの後任候補として注目されるニュージーランドの星リアム・ローソンは、アブダビでのF1シーズン終了後に笑顔を見せており、次の展開を予感させるようだった。 ローソンは来季レッドブル・レーシングでセルジオ・ペレスの後任として最有力候補と見られている。レッドブルの首脳陣は月曜日、この件について会議を行ったとされている。 「何度も言うが、会議は開かれる、そしてすべての事実がテーブルの上に置かれるだろう」とレッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は語った。 「決断を下し、早急に発表したい。それ以上のことは私からは何も聞かないでほしい」とオーストリアの放送局『ORF』に語った。 ■ペレス側と交渉中か 複数の情報筋によると、レッドブルは苦戦を強いられているペレスを交代させることを決定したとされているが、2025年まで契約があるため、その解約や条件変更についてペレスとマネジメント側との合意が必要とのことだ。 ■レッドブルが求めるのは安定した速さ マルコは「ファーストチームには定期的にポイントを獲得できる2人のドライバーが必要だ」と求めているのは安定性だと強調した。 『ORF』の記者エルンスト・ハウスライトナーがペレスの最終獲得ポイントはフェルスタッペンと比べて285ポイントも差があることを指摘すると、マルコは「数学的に見れば、それが全てを物語っている」と同意した。ペレスのパフォーマンスがコンストラクターズ選手権で1位と2位を独占するチャンスを逃した原因だと指摘している。 ■角田の評価は「短気」? 月曜日の会議後、マルコはレッドブルとレーシング・ブルズのドライバーラインアップ発表が数日以内に行われると語った。一方、角田裕毅は火曜日にアブダビでドライバーズタイトルを獲得したレッドブル車両でテストを行ったが、「テスト結果を見てから決定を発表する」とマルコはテスト前に述べていた。 しかし、角田は本命の候補とは見なされていないようだ。その主な理由は、ホンダは2026年からアストンマーティンと提携するためで、角田はホンダとの繋がりがあるためだとされている。また、角田は短気な性格と評価されているという。 ■角田裕毅「序盤以外は叫ばず成長した」 角田はアブダビで記者にこう語った。 「この24戦を見直して、ラジオで叫んだのが何回あったか見てみてください。多分最初のレースくらいです。他のドライバーと比べれば、明らかに冷静になったと思います。自分はかなり成長したと証明したつもりです。おそらくみんなダニエル(リカルド)がレッドブルに行くと予想していたでしょうが、それでも自分は改善を続けました」 ■ローソンの笑顔の意味は? それでもペレス後任の最有力候補は22歳のリアム・ローソンだという。ローソンは先週日曜日、記者たちに笑顔を浮かべながらこう語った。 「みんなが僕から何を聞き出そうとしているのか分かるよ。でも、今のところ自分の未来については何も分からない。数日以内に分かるといいけどね。」 2025年に紺色(レッドブル)か白(アルファタウリ)のレーシングスーツを着ることになりそうか尋ねられると、ローソンは次のように答えた。 「シートがあること、それだけが今の自分の優先事項だ。もちろん、僕の目標はF1にいることだから、どうなるか待つしかないね。」
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