阿部寛、伝統の日曜劇場枠にまた登場 横浜流星とバディ「DCU」ヒットするか
数多くのヒット作を生み出してきた日曜劇場枠で阿部寛主演の連続ドラマ「DCU」(TBS系、日曜21時)が16日スタートする。海上保安庁の架空のチーム、DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)の活躍を描く。阿部は隊長・新名正義(にいな・まさよし)役。阿部は昨年、同じ日曜劇場枠で主演ドラマ「ドラゴン桜(ドラゴンざくら)」第2シリーズが話題を呼んだ。2005年の第1シリーズから16年ぶりの続編だったが最後まで飽きさせない展開で盛り上げた。今回も日曜劇場、そして阿部の主演作とあって期待はふくらむ。
「下町ロケット」以来、阿部と山崎育三郎の共演もポイント
「海上保安庁といえば『海猿』が思い浮かびますが、あちらは海難救助。『DCU』は同じ海上保安庁でも新設された架空のスペシャリスト集団で、海上のみならず河川や湖なども含め水中捜査から手がかりを見つけ難事件を解決していくものです。ミステリー要素も楽しめる内容になるでしょう。そして57歳の阿部さんと25歳の横浜流星さんがバディを組む点は大きな見どころで、ドラマ自体の成否をも左右しそうです」(テレビ情報メディア30代女性編集者) 横浜が演じるのは若手隊員の瀬能陽生(せのう・はるき)役で、幼い頃海難事故で両親を亡くし新名に助けられた過去を持つ。2人のバディをはじめ人間ドラマにも注目が集まる。 「DCUには陸上における捜査権限も与えられることから警察からは煙たがられる関係性にあるのですが、警視庁公安一課の刑事・清水健治役を山崎育三郎さんが演じるのは注目ポイントです。山崎さんが民放連ドラに初登場したのが阿部さん主演の2015年の『下町ロケット』で航平(阿部)に強い不満を抱いて一時は離反してしまう技術者の真野役を好演しました。今回の清水役は強い対立意識を持ちつつも新名(阿部)のことは認めている面もあるという役どころです。複雑な心情をどう表現するか、ドラマの厚みを増してくれそうです」(スポーツ紙50代男性記者)