「解散とか、イメージできなくて笑っちゃう」--ずーっと芸能界にすがりついてる感じ、原田泰造53歳の胸中 #なぜ話題
自分が出たバラエティ、映画、ドラマ、全部見ますよ
メンバーは3人ともピンでの活動を成功させているが、中でも原田は俳優としての才能を開花させた。自分の中に、演じる才能を見いだしたのはいつだろう。 「僕、俳優の才能があるなんて思ったことはないですよ(笑)。でも、楽しいなあと思ってる。自分が出たバラエティ、映画、ドラマ、全部見ますよ。自分であら探しをして反省するっていう人もいるみたいだけど、僕は逆。『ここ、良かった~』とか、『すげー自然にできたじゃん!』みたいな。これは、健の影響が大きいです。昔、『笑っていいとも!』に出た後に、そのまま健の家へ行って、録画を何回も見たんですよ。3回目ぐらいで、僕は引いてて、『もういいだろう』と思うんだけど、健はまだ自分の映像見て笑ってる。それがだんだんうつってきちゃって(笑)、僕も自宅で、自分のことをすごく見るようになった」 それは、堀内による自己肯定感を高めるトレーニングだったのかもしれない。 「楽しい」「うれしい」という感覚を素直に受け入れて、俳優の才能も伸ばしていったようにも見える。 「いや、すごくありがたいんです、俳優として、ドラマで主演ができるなんて。もう、ニッコニコだよね、いつも。ポスターをいただいたら部屋に飾って、ニヤニヤ見てる」
昔に戻りたいと思うことは1回もない
現在放映中の主演ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』も好調だ。見逃し配信の再生回数は、東海テレビ制作のドラマ初回において歴代最高を記録した。 ドラマ『おっパン』は、昭和の古い価値観に縛られた中年サラリーマンが、若者たちとの交流の中で自身をアップデートし、家族の絆を取り戻そうと奮闘するストーリー。 今クールでは、宮藤官九郎脚本のドラマ『不適切にもほどがある!』も、阿部サダヲ演じる中年体育教師を主軸に、昭和と現代の価値観の対比を描く。 「昭和のおっさん」は、ドラマのトレンドなのだ。 原田も50代になって、「おっさん」になったことを実感したという。毎日、体のどこかが痛い。 「腰も痛いし、目がときどきボヤけてきたり、目尻がヒクヒクする日があるとか、何かいっぱい(笑)。先輩たちに『50になると急に変わるよ』って言われて、自分は違うだろうなと思ってたんだけど、やっぱり来るよね。50過ぎたあたりから、いろんなことが」