大阪市・松井市長が定例会見11月5日(全文4)21日の全体会議で辞任を正式表明
大阪市の松井一郎市長は5日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「松井 大阪市長「日本で道州制は絶対できない」(2020年11月5日)」に対応しております。 【動画】松井 大阪市長「日本で道州制は絶対できない」(2020年11月5日) ◇ ◇
218億円報道、どういう見解で誤報と言っていたのか
関西テレビ放送:すいません、最後の質問です。都構想の住民投票の終盤に一部報道で218億円の基準財政需要額の報道が出たかと思うんですけど、確かにあの報道の中には、いわゆる特別区と政令市を混在して報じていたものもあったのは事実だと思うんですけど、最初に報じられた報道に関しては政令市を4つに分けた場合っていうふうに書かれていて、記事の内容について財政局長も誤報はないという、間違いはないというふうに会見ではおっしゃっていたんですが、そのときから松井市長、松井代表はフェイクニュースだ、誤報だとずっとおっしゃり続けてきたのですが、これはどういうご見解でそういうふうにおっしゃっていたんでしょうか。 松井:だってそれは捏造記事だもん。特別区の基準財政需要額の計算方法は、そもそもないわけです。それから、唯一、参考にできるんなら東京都の基準財政需要額の算出方法。東京都の基準財政需要額を算出するんなら、これは合算方式。今の大阪市の合算方式で、これは法定協議書の中にも書いてます。要は人数割りで各区の基準財政需要額を表したもの。これが唯一、参考にできる計算手法なのに、その計算手法を知りながら、あの計算式を、これはどこの社かは知らないけど、新聞社の皆さんの誘導的な質問を受けて、上振れの部分だけの数字を掛けて、それを数字として表に出したというのは捏造以外になんでもないんじゃない?
数字自体に誤りがあったとは言えないのでは
これは、だからそのときに財政局長に聞いたよ。まさかこれはほんまに知らんかったんか? というのを。特別区の基準財政需要額のシミュレーションを。いや、知ってましたと言うから。そういう計算方法がないのも知ってたよねと言うと、知ってると。東京都はどういう形で基準財政需要額を算出してるかも知ってるよねと言ったら、知ってる言うから。それを知りながら上振れだけの数字を掛けて数字を作ったら、これはそもそも捏造やろ。知らんかったらまだ許せるよ。知った上で、その計算式をやったんやから。これはもう、そもそもの資料の捏造です。だからその捏造に至ったのは、どこの社かは分からないけど、取材してたのは日経と毎日と日日なんやから。ここまでは僕が聞いた話です。 関西テレビ放送:おっしゃるようにたぶん上振れだけが取れた数字だと思うんですけど、それが特別区の計算というわけではなくて政令市の計算というふうに一応は出てるわけじゃないですか。で、政令市の数字としては確かに、それを出すことが正しいかどうかは別として、あの数字自体に誤りがあったかというと、それはどうだったんだろうなと思うんですけど、それはいかがですか。 松井:だから今回提案してることと違うじゃない。それはまったく違うものになってるじゃないですか、じゃあ。だから特別区4区を提案してるわけで、政令市4つなんて提案してないのに、まったく違うもんを作って、それから上振れの部分だけの補正係数を掛けたら、これはもうまさに捏造したんじゃない? まだ、下振れも、全ての数字を計算してやったらまだましやけど、上振れしか出してないわけやから、これは完全なる捏造です。