復縁するための切り札は「夢のお告げ」!?…夫婦関係がこじれている人”必見”の「テクニック」とは
コロナ禍以降、生活スタイルの変化に伴って夫婦の時間が増えた結果、熟年離婚が相次いでいる。離婚の原因を紐解いてみると、夫婦関係のほんのささいな不満に根ざしていることも少なくない。 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 本連載では、離婚カウンセラーとしてこれまで約4万件もの離婚相談を受けてきた著者の新刊『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』(岡野あつこ著)より一部抜粋・再編集して、夫婦関係におけるトラブル回避のためのノウハウをお届けする。 身近な人間関係に対するコミュニケーション技術は夫婦間の問題のみならず、職場や家庭、子どもや介護にまつわる悩みの解決にも役立つはずだ。 『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?』 連載第47回 『夫婦ゲンカの「解決を急ぐ」のはNG!関係を維持するために必須の「相手を“リスペクト”したコミュニケーション」』より続く
「夢のお告げ」
パートナーと何とか復縁したいものの、別居していていまさら連絡しにくい、という場合もあります。 「ちょっとだけ話を聞いてほしい」などと伝えても、別居中だと、よほど誠意を見せなければ無視される可能性が高いでしょう。 そんなときに使えるのが、「夢のお告げ」です。 実際に私が経験した中で、「夢のお告げ」をきっかけに関係改善に成功したケースがあります。 復縁を望んでいたのは夫。投資関連のビジネスをしていて、お金持ちで遊びにも積極的なタイプです。 ただ、夫が遊び回っているのを見て、妻は愛想をつかし、自分も愛人をつくって出て行ってしまいました。 子どもが3人いることもあって、夫としては、妻に戻ってきてほしい。ただもうすでに出て行ってしまったので、復縁をどう切り出していいのかわからない、という相談でした。
伝え方一つで夫婦はどうにでもなる
そこで私が提案したのが「夢のお告げ」です。 「夢にご先祖様が出てきた。妻は運命の人だから、もっと大事にしろ、そうするとご利益がある、と言われたので、連絡した」 そんなメッセージを送るよう提案したのです。 「何だそんなことか」と思われるでしょうが、これが意外と効果的なのです。 「夢で見た」というのはそれなりに本当っぽさがあって、まったくのでたらめという雰囲気でもありません。仮にウソだと思われても、関係がこじれた相手が、恥をしのんで無理矢理口実をつくってくれた、と解釈してもらえると好印象だったりします。 復縁を切り出すきっかけとしては、かなり使える一言なのです。 実際、妻はこの話を信じて、夫と話し合いをはじめることになりました。 伝え方一つで夫婦はどうにでもなる、という一つの例です。関係がこじれている人はこういうテクニックも試してみてください。 『「言わなくてもわかってくれる」は大間違い!夫婦円満のために意識するべき「ねぎらいの言葉」の重要性』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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