友野一希、〝王者メンタル〟で3位スタート「あからさまに違う自分を演じた」/フィギュア
フィギュアスケート・全日本選手権第1日(20日、東和薬品ラクタブドーム)来年3月の世界選手権(米ボストン)代表選考会を兼ねて開幕。男子ショートプログラム(SP)が行われ、11年ぶりに出場した織田信成(37)=大阪スケート倶楽部=が84・53点で5位発進した。初優勝を目指す鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=はジャンプでミスが出たものの、92・05点で首位に立った。 最終30番滑走の友野一希(第一住建グループ)は、最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にミスが出たが、ベテランらしく演技をまとめ3位発進となった。これまではSPで弱気になり出遅れることが多かった26歳だが、この日は〝王者メンタル〟で会場入り。「王者の風格を醸し出して、あからさまに違う自分を演じた。あしたも王者メンタルでいきたい」と鼻息が荒かった。 ■冒頭の4回転ルッツで転倒し、得点を伸ばせなかった佐藤駿(エームサービス・明大)「普段ないようなミスで動揺した。跳べると思っていた」 ■4回転トーループで転倒も、88・87点で4位につけた三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)「今朝の状況を考えるとよくできた。試合運びとしては100点」