瀬戸大也が“不倫ドミノ“で窮地…ANA契約解除で所属先無しでは国内大会出られない!
日本水泳連盟は、「競技団体及び競技者登録規程」として、「競技者が公認、公式大会に出場する際は、団体に所属していなければならない」ことを定めており、団体に所属しない形でのいわゆるフリーでの個人登録はできないことになっている。 つまりANAという所属先を失った瀬戸は、新しい所属先を早急に見つけなければ日本水泳連盟が公認、承認した大会への出場ができないのだ。 瀬戸は10月17、18日に行われる日本短水路選手権の出場を辞退する意向を示していたが、出場したくでもできない状況となっている。 また11月7、8日には日本社会人選手権があるが、この大会出場も難しい。水連の規定では所属先の団体は第一区分、第二区分とわけられており、ANAなどの支援企業は、第一区分に相当するが、これに関しては、年度内(来年3月31日)の変更は許されていないため、何かしらのスポンサーフィーが発生するような企業に所属することも当面は不可能。国内大会に出るためにはスイミングスクールなど第二区分に相当する団体の所属先を見つけるしかない。 それでも日本水泳連盟の管轄外である海外の大会への出場は可能で、当初参戦を予定していたハンガリー・ブダペストで開かれる国際リーグ(ISL)には出場できる。同リーグは賞金総額605万ドル(約6億6550万円)をかけ、世界中から五輪代表候補が集まる大会で、10月16日から11月22日まで計12大会が予定されている。ただ、このリーグはチームで参加する団体戦のため、チームへの影響を考えると、簡単に「出る」とは言えない状況にはある。日本チーム代表は北島康介氏が務め、主将は入江陵介で、瀬戸の他、萩野公介、大橋悠依、松元克央らが参加予定。現在、瀬戸サイドは、チームへの影響を考え参加の可否を再検討中だという。
新型コロナの影響を受けた”自粛ブランク”を埋めるためには絶好の国際レースだが、もし参加辞退という決断を下せば、東京五輪でのメダル獲得計画に大きな狂いが生じることになる。不倫問題でイメージは失墜。ANAに代わる所属先を見つけることも簡単ではないだろう。200m、400mの個人メドレーの金メダル候補で、複数メダル獲得の可能性があり、競泳界どころか東京五輪の顔となるはずだった瀬戸が自らが犯した”不倫ドミノ”で窮地に追い込まれている。