【侍ジャパン】戸郷翔征が5回に大炎上... 悪夢の2被弾で大量4失点で降板 ともに150キロの直球を右翼スタンドへ 2連覇へ暗雲
■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 決勝 日本ー台湾(24日 東京ドーム) 日本は先発の戸郷(巨人)が0-0で迎えた5回に、8番・林家正(27)に右中間スタンドへ先制ソロ、さらに一、二塁から3番・陳傑憲(30)にライトスタンドへの2号3ランを浴び、この回大量4失点で0-4とされた。 19年第2回大会から2大会連続、史上初の全勝優勝を目指す日本。今大会台湾との対戦は3度目、オープニングラウンドでは3-1、前日のスーパーラウンドでは9-6といずれも勝利を収めている。 先発の戸郷(巨人)は今季26試合に登板、12勝8敗、防御率1.95、156奪三振はリーグトップ。前回の18日・ドミニカ共和国戦(天母スタジアム)は悪天候の中、4回を5安打2失点(自責2)。昨年のWBC決勝のアメリカ戦は先発・今永のあと2番手で登板し2回を無安打2四球2奪三振の無失点に抑えた。 初回はわずか3球で2死とするも、3番・陳傑憲に左中間への二塁打を浴びる。それでも続く4番・林安可を得意のフォークで空振り三振に打ち取った。 さらに2回もフォークで2つの空振り三振で三者凡退。3回には1死から9番・張政禹にライトポール際へヒヤリとするファウルを打たれるも二ゴロで2死。さらに1番・陳晨威に四球を出すと、2番・林立には右前安打を浴び、無死一、三塁。それでも初回に二塁打を浴びた3番・陳傑憲を1球で遊ゴロに退けた。 4回にも2死から安打を浴びるも、2つの三振を奪い得点は許さず。 しかし5回に先頭の8番・林家正に1ボールからの2球目の150キロストレートを逆方向、右中間スタンドへ運ばれる1号ソロを浴び0-1と先制を許した。さらに1死から右前安打、フルカウントから四球を与え一、二塁となり、3番・陳傑憲にフルカウントからの7球目の150キロストレートをライトスタンドへ叩き込まれる3ランを許し、この回大量4失点を喫した。 戸郷は5回を投げ95球、7安打、2四球、7奪三振の4失点(自責4)だった。 先制ソロの林家正はダイヤモンドバックス傘下に所属する捕手。ドラフトを通じてアメリカプロリーグと契約した初の台湾選手で、今大会は打率1割台と不振だった。