参道の砂利を踏みしめ参拝 明治神宮に大勢の初詣客が行列、思い思いに新年の祈願
新年を迎えた1日、明治神宮(東京都渋谷区)は多くの初詣客で賑わった。 最寄り駅のJR原宿駅付近から明治神宮まで行列ができ、参拝者は参道を片側通行で本殿へ歩みを進めた。境内には木々の隙間から穏やかな陽光が差し込み、砂利を踏みしめて歩く音が響き渡った。 【写真】外国人の初詣客も作法にならって参拝していた 本殿前では参拝者が横一列に並び、巨大な賽銭(さいせん)受けに紙幣や硬貨を投げ入れ、思い思いの願い事を祈っていた。外国人の姿も見られ、作法にならって手を合わせたり、スマートフォンで記念撮影したりして日本の伝統行事を楽しんだ。 例年、明治神宮の正月三が日の初詣客は日本一多く、約300万人にのぼる。境内では混乱を避けるため警視庁による警備も行われ、警察官が「左右に広がってゆっくりお進みください」などと声をかけて雑踏事故防止に努めた。明治神宮の広報は「混雑が少ない朝の参拝がおすすめです」と呼び掛けている。 多摩市からカップルで訪れた女性(20)は「就職活動の成功と、2人の健康をお願いしました」と話していた。(酒井真大)