革命的出版社の軒先に置かれた、一冊も無駄にしない覚悟。『トランスビュー 軒先BOOK SHOP』。
「写真を撮っても絵になりませんよ」と笑う工藤さん。小さな出版社の無人販売所は絵にならないかもしれないし、小さな商店のマガジンラックだって決して写真映えしない。でも、工藤さんの切実な想いや優しい記憶が『軒先BOOK SHOP』に表れていて、それは美しい気がした。
インフォメーション
『トランスビュー 軒先BOOK SHOP』 現在の主な業務は新刊の刊行に加え、200社以上の本を流通させること。BOOK SHOPはセルフ・サービス。支払いはPayPayまたは現金(お釣り返却や領収書発行、返品は不可)。「書店で買った本は、その場所のことも覚えているものですよね」という言葉が印象に残った。この日に手に入れた『いまは静かな時ー韓国現代文学選集ー』も、取材の記憶と一緒に大切に拝読させてもらう予定。 書店でのイベント開催も増えており、直近では「本の産直市with紀伊國屋書店流山おおたかの森店」を開催予定。こちらは11月23日(土)、11月24日(日)10:00~16:00。 ◯東京都中央区日本橋人形町2-30-6 ☎︎03・3664・7333 10:00~18:00 土日祝・休(たまに営業アリ) photo: Hiroshi Nakamura, text: Ryoma Uchida, edit: Toromatsu
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