「牛乳でお腹ゴロゴロ」は改善できる?苦手な人はA2牛乳がお勧め。豆乳と牛乳、どっちが健康的?
◆牛乳・乳飲料・加工乳の違いは? スーパーの牛乳コーナーには、牛乳のほか「乳飲料」や「加工乳」なども販売されています。基本的には、牛乳にほかの成分を加えたものが乳飲料や加工乳です。それぞれ以下の特徴があります。 ・牛乳 牛から絞った生乳を加熱殺菌したもの。水や添加物など、牛乳以外の原材料は一切入れていません。 ・乳飲料 牛乳にカルシウムやビタミンなどの栄養分を加えたり、甘味料などで味付けを加えたりしたもの。パッケージに「カルシウムが多い」といった表示がある飲料や、コーヒー牛乳がこれにあたります。 また「乳糖分解タイプ」といった表示があるものも乳飲料です。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人はこちらを選ぶとよいでしょう。 ・加工乳 牛乳に脱脂粉乳やクリーム、バターなどの乳製品を加えたもの。主に、脂肪を抑えながらタンパク質やカルシウムなどの栄養分を強化させ、パッケージに「低脂肪タイプ」と表示した飲料や、脂肪分を高めて濃厚な味わいにさせ、「濃厚タイプ」と表示した飲料がこれにあたります。 ◆牛乳と豆乳、より健康にいいのは? 牛乳と調整豆乳を比較すると、エネルギー、タンパク質、脂質はほとんど同程度です。また、それぞれメリットも異なるので、どちらのほうが健康に良いとは一概に言い切れません。それぞれの健康効果は以下の通りです。 〈豆乳の健康効果〉 ・腸内環境を整える(有効成分:大豆オリゴ糖) ・更年期障害の緩和(有効成分:イソフラボン) ・肌の健康を維持(有効成分:イソフラボン、サポニン、ビタミン類) ・動脈硬化の予防になる(有効成分:ビタミンE、マグネシウム、アルギニンなど) 〈牛乳の健康効果〉 ・骨や歯を強くする(有効成分:カルシウム) ・体の疲れをとる(有効成分:カルシウム、ビタミンB1など) ・筋肉の維持や強化に役立つ(有効成分:タンパク質) ・血圧を下げる(有効成分:カルシウム、カリウム、マグネシウム)
「婦人公論.jp」編集部
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