「牛乳でお腹ゴロゴロ」は改善できる?苦手な人はA2牛乳がお勧め。豆乳と牛乳、どっちが健康的?
◆どうすればお腹がゴロゴロしないですむ? 乳糖不耐症の人でも、一定の量までは乳糖を摂取して問題ないと言われています。お腹がゴロゴロする人は、こちらの方法をお試しください。 ・温めて飲む 腸への刺激を和らげることができるだけでなく、乳糖を分解する酵素の働きも盛んになります。ココアやミルクティーで飲むのもおすすめです。 ・ゆっくり少しずつ飲む 一気に飲まず、数回に分けて飲んでいけば体内で乳糖が分解しやすくなります。 ・毎日少しずつ飲み続けていく 牛乳を継続して飲むと、乳糖をエサとする腸内細菌が増加していきます。これにより乳糖の分解が増進するため、徐々にお腹を壊しにくくなっていきます。 ただ、牛乳でお腹がゴロゴロする症状は、牛乳アレルギーの場合にも見られることがあります。牛乳を飲んだとき、お腹の不調以外にかゆみや発疹、咳などの症状が見られたら医師に相談してください。 ◆低温殺菌牛乳やA2牛乳って何? 低温殺菌牛乳は一般的な牛乳より低い温度で長時間殺菌した牛乳です。生乳本来の甘みや舌触りが残っていておいしいと言われています。自然な甘みがあるので、牛乳の独特な風味が嫌いという方にもおすすめです。 A2牛乳は、お腹に刺激を与えるタンパク質である「A1型のβカゼイン」を含まない牛乳で、飲んだ後にお腹がゴロゴロしないと言われています。味はさっぱりしており、「牛乳はお腹を壊しやすくて苦手」という方でも飲みやすいとして、世界的に注目を集めています。
◆開封後は何日くらいで飲みきったらいい? 開封後の牛乳は鮮度が落ちやすいため、開封してから2日程度で飲み切ることをおすすめします。期限にかかわらず、できるだけ早く飲むほうがよいでしょう。 開封から日がたち、匂いや見た目、味に少しでも異変を感じた場合は廃棄してください。 一般的に、傷んでいる牛乳には以下のような特徴が見られます。 ・不快感のある異臭がする ・ドロドロしていたり、プツプツとした気泡が出ていたりする ・酸味や苦みを感じる ◆牛乳をレンチンしたら白い塊が…正体は? 開封してから日にちがたった牛乳を加熱すると、豆腐やヨーグルトのような白い塊が浮いてくることがあります。これは、細菌が作る酸や酵素によって牛乳内のタンパク質が固まったものです。牛乳が傷んでいる証拠なので、飲まずに廃棄しましょう。 これに似た現象として、「加熱した牛乳の表面に薄い膜が張る」というものがあります。こちらは表面の水分が蒸発し、牛乳の中の脂肪とタンパク質が固まったもので、体に害はありません。栄養が含まれているので、捨てずに食べるのがおすすめです。
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