まんぷくクランクアップセレモニー 安藤サクラ、長谷川博己の質疑応答全文
現在放送中の連続テレビ小説「まんぷく」が27日、NHK大阪放送局のスタジオでクランクアップを迎え、セレモニーが行われた。同ドラマのヒロイン、立花福子役の安藤サクラと立花萬平役の長谷川博己のほか、約10か月に及んだ撮影が終了。撮影終了後、多くの報道陣を前にあいさつと質疑応答が行われた。 【写真特集】「まんぷく」福ちゃん、萬平さん笑顔で撮影終了 最後は一本締め
長谷川「まだ終わった気がしませんね」
撮影終了後、まずは長谷川があいさつを行った。あいさつは次の通り。 長谷川:(立花萬平の口調で)10か月間お疲れさまでした。まだ終わった気がしませんね。でも今回は本当に皆様に支えられたといいますか、甘えてしまった部分がありましたね。自分はこの長丁場に耐えられるのかなと思いながら撮影に挑んだわけですけれども、とにかく僕みたいな面倒くさい男を皆様に支えて頂いて、福ちゃんにも、くだらないアドリブをいつも受けて頂いて。本当このスタッフとキャストでなければ、絶対にこんな風に僕も素敵な時間を過ごすことはできなかっただろうなと今日改めて感じました。 というか、フラッシュたかれてこんないっぱい取材の人たちがいるなんて全然知らなかったから、ちょっとビックリしましたけれどね。とにかく、そうですね、いいたいことが頭に出てこなくなっちゃって、真っ白になっちゃって。この後、僕は大河ドラマをやることになるわけで、だからもしかしたらまだ終わっていないという感覚なのかもしれないですが、 とにかくここまで無事にやってこれたのは福ちゃんのおかげでもありますし、スタッフ、キャスト、みなさんのおかげでとりあえず終えることができました。これからまた、僕は違うところに旅立ちますが、本当お疲れさまでした。どうもありがとうございました。
安藤「たった10か月だけど、されど10か月だなとすごく感じて」
次にスタッフから安藤の名前が呼ばれ、大きなクラッカーが鳴り響き、頭上にくす球が登場。安藤はジャンプして引っ張って割った後にあいさつを行った。 安藤:本当に最後の最後までとっても楽しかったです。最後の最後まで萬平さんは、福子なのか私なのかアドリブで笑わせてくれまして。ず~っと振り返ると本当にず~っと笑顔でいたなと。最後の最後までケラケラ笑って終えられて。楽しかったのもあるし、自分の人生において重みのある時間になったというか。人生においてとかいうと、たったの10か月なんですけど、子どもと大阪に来て子どもの成長を見ているとたった10か月だけど、されど10か月だなとすごく感じて。何から話しましょうか、思いがいっぱい詰まっていて話始めると1時間半はかかっちゃうと思うんですけど。順番に言いたいことを言って言い切れなかったことは紙に書いてお渡ししようと思うんですが。 でも、この時間はなんだろう、『まんぷく』という時間が福田(靖)先生が書いてくださった中で生きていると、なんか本当に豊かな気持ちになって。最初は不安をものすごく覚悟に変えて大阪に来て、でもすぐに大阪での生活もこの現場も、自分の中で心地よい自分の居場所になって。 それはこの、まんぷくを作っているチーム・スタッフ・キャストの方々の温かさと愛情と、福田先生が描かれている役柄も本当にいとおしいキャラクターたち。そして希望に満ちあふれた、まんぷくという物語の中で、だからこその特別な時間になったんだろうなという風に思います。