「ものまね番組はこうあるべき」ミラクルひかる『ものまね王座』で “まさかの選曲” が絶賛の嵐「優勝する気ないやん」
11月23日に放送された『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)に出演したミラクルひかるが話題となっている。 【写真あり】キューティーハニーのモノマネを披露したミラクルひかる(本人の公式Instagramより) ミラクルが予選ラウンドで歌ったのは、番組でゲストMCを担当していた篠原涼子の『もっと もっと…』。その完璧なコピーぶりは、目の前でみていた本人が「私が休んだときに代わりにやっていただいてもわからないんじゃないか」と驚くほどの出来栄え。強敵のキンタロー。やJPらを抑えた。 そして迎えた決勝。ガチのものまねでの真剣勝負が続くなか、ミラクルが選んだ曲は『キューティーハニー』。しかも、映画主題歌で2004年にヒットした倖田來未バージョンではなく、1973年のテレビアニメ版主題歌の前川陽子バージョンだった。 キューティーハニーのコスプレで “クセ” たっぷりに歌うミラクルに、審査員たちは大爆笑。優勝こそ、村下孝蔵の『踊り子』を歌ったダブルネームに譲ったものの、僅差の3位となった。 このミラクルの「まさかの選曲」に、Xでは 《エンターテインメントとしてはミラクルひかるが優勝》 《ミラクルひかるさん、マジで好きやわ。もう優勝する気ないやん、そういうところほんまに好き》 《ミラクルひかるさんの優勝を狙うんじゃなくて自分がやりたいものまねをやるスタイルかっこいい!》 《ミラクルひかる優勝で!!!!ものまね番組はこうあるべきだ!!!》 と絶賛の嵐で、「ミラクルひかる」がXのトレンド入りする事態となった。当然ながら、オリジナルを知らない世代も多く、《ものまね王座のミラクルひかるさんのキューティーハニー似てるのかyoutubeで確認しちゃった めちゃ似てたわ》との声も多数見られる。 「フジテレビの『ものまね王座』は1973年に始まり、ものまねブームを生み出すなど、元祖的な番組です。かつてはお笑い路線の番組でしたが、2012年以降は、ものまねタレントたちによる歌マネの真剣勝負の場となっています。お笑いの要素が強い日本テレビ系の『ものまねグランプリ』とは正反対のスタンスと言えるでしょう。 そのなかでミラクルひかるさんの存在は異色です。実際、2012年夏のこの番組で優勝しているように、正統派のものまねもできますが、あえてデフォルメして笑いのエッセンスを加えてくる。それを、他の出場者が真剣に歌う決勝でわざわざやってしまうところが、ミラクルさんらしいと言えます」(芸能記者) ミラクルが、癖たっぷりの演出を披露したのは、今回だけではない。2023年、同番組で工藤静香の『抱いてくれたらいいのに』を歌いあげたときも、Xで同様の声があがっていた。 『ものまね王座』に関しては、レベルの高い歌マネの数々に称賛の声は多いものの、一部では《ものまね王座決定戦って何で人気あるの?カラオケ大会にしか見えないんだけど》という意見があるのも事実。 やはり、「ものまね」と「お笑い」は切り離せないものなのでは――。