「生まれつき全身にアザがある」ふさぎ込んでいた過去。その後、自分をさらけ出せるようになったわけとは
アザは逆に素晴らしい人たちに出会わせてくれた
彼氏にアザがあることを打ち明けるまで「アザがあることは私にとってマイナスにしかならない、誰も愛してくれない」と思い込んでいたSUZUさん。しかし、そんなことはありませんでした。 「アザは逆に素晴らしい人たちに出会わせてくれます」と話します。アザがあっても気にせず接してくれる友達、病気があっても好きでいてくれる彼氏、心から私を好きでいてくれるそんな人に出会わせてくれたのは「アザがあるからなのでは?」と今では思うといいます。 アザがあることで、SUZUさんはコンプレックスがある辛さなどがとても理解できるといいます。そこで「あなたのコンプレックスは、本当にあなたにとってコンプレックスでマイナスの存在なのか?ということを考えるきっかけになりたい。逆にチャームポイントなんだよってことをもっと多くの人に伝えたい!」という思いを持っています。 14歳のときに色素失調症と診断されたSUZUさんは、子どもがほとんどの確率で病気や流産すると言われ、そんな現実をこれ以上知りたくなくて逃げていました。しかし彼と出会い、彼との今後の人生を考えたとき、逃げていてはダメだと気づかされ、勇気を出して6年後の20歳のときに精密な検査を受けることにしたのです。 その結果、子どもには悪影響のない「汗孔活化症」と診断されました。 「そのときは嬉しくて仕方なかったです。ずっと抱えていた、未来を想像しては悲しくなる気持ちが一気に晴れました」 汗孔活化症は「あまり詳しくはお医者さんもわかっていない病気ですが、皮膚がんになりやすいという研究書もあります」といい、症状としては痒みがあり、なるべく日光に当たってはいけないと言われているそうです。 汗孔活化症と診断されてからレーザー治療をしてくれる先生にも出会え、SUZUさんは治療を開始しました。彼と出会い、アザから逃げることをやめて向き合ったSUZUさんは大きく成長し「これからは逃げずに向き合う」そう決めた出来事でもありました。