「生まれつき全身にアザがある」ふさぎ込んでいた過去。その後、自分をさらけ出せるようになったわけとは
たった一度の人生だからこそ
周りの友達や身近な人に、アザがあることについて話せていなかったというSUZUさん。 「なぜあの子はアザがあるの?」と思われるのが嫌で嫌で仕方なくて、それなら「病気でアザがある」ってみんなに知ってほしかったことからまず、SNSでアザについて打ち明けることにします。すると、思った以上に多くの人や、同じような悩みを抱えている人に見てもらえていたことに気がつきます。 そこで「アザがあっても人生は楽しいんだ!!」をコンセプトに発信していくことにしました。 SNSで発信していく中で「あなたのアザはあなたのアクセサリー」「アニメのキャラクターみたいでかっこいいね」「アザがあってもなくてもあなたは魅力的」 など、アザに対してポジティブに捉えてくれるコメント欄には涙が止まらなかったと話します。時には心無い言葉もあったといいますが、それ以上に愛にあふれる言葉が多かったため、発信を続けられていると語ります。 SUZUさんのアザのように、目に見える症状で悩んでいる方も多くいるでしょう。そのような方たちにSUZUさんは伝えたいことがあります。 「コンプレックスをコンプレックスで終わらせることは簡単なことだけど、たった一度の人生、最高に自分を愛し最高に楽しい人生にしませんか?コンプレックスがあるなら、コンプレックスなんてどうでもよくなるくらい自分の強みを磨きませんか?コンプレックスばかりに目を向けてしまっているかもしれませんが、今のままでもあなたは個性があってとっても魅力的な人です。あなたにとってのコンプレックスが、誰かにとっては魅力的な部分かもしれないってことは忘れないでください」 SUZUさんの今後の目標は、アザをチャームポイントにフィットネスモデルをすること。そして、アザがあっても何でもできることを証明したいといいます。 他には、フィットネスを通して、同じようにコンプレックスを持つ人たちに自信と幸せがあふれるようにサポートをすることです。 SUZUさんは、もともと自分の骨格が好きだったため筋トレをし、アザなんか気にならないくらい美しいスタイルを目指しました。そして、ボディメイク大会に参加し、人前にも立ったのです。 これまでは「人に見られる=アザ」だと思っていたSUZUさんでしたが、自分の強みを磨くことで「みんなはアザではなく、自分のスタイルを見てくれているのかな…」とポジティブに変換できるようになりました。 自分のコンプレックス以上に目立つものを手にいれたことで、コンプレックスが気にならなくなったのです。自分の強みはどのようなことでもいいと語ります。コンプレックス以上のチャームポイントを手にいれたSUZUさんは、生き生きと輝いていました。 SUZUさんのこうした姿は、見た目にコンプレックスを抱えている人たちへの希望、そして大きな力となるのではないでしょうか。
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