なぜ「ちょっと古いクルマ」は心地よい?──クルマとファッションと若者を繋ぐ『Car City Guide(CCG)』で愛車探し。
普段使いのクルマは「ムード」にこだわる
──CCGのインスタを見ると、おしゃれなクルマの写真がたくさん上がっていますよね。これまで乗っていたオーナーと新しいオーナーがクルマと共に写っているのはとても印象的です。多くは90年代前後のいわゆる「ヤングタイマー」的なクルマ達だと思いますが、売買できるクルマは限定しているんですか? 中村 オーナーさんの顔を見せるというのは特にこだわっているところですね。車種は何でもというわけではないのですが明確には決めていません。インスタ(@car_city_guide)を見てくれている方がほとんど20~30代が中心なので、必然的に手が届くクルマになっている感じですね。お金、見た目など様々なことを考慮すると、あの年代に落ち着いているのかもしれません。これまでトラブル的なものもなく、本当にいい人たち、いいクルマに巡り合っていると感じます。 ──やはり皆さん少し古めのクルマに一番魅力を感じるんですかね? 中村 そうですね、でも私は新しいクルマも大好きですよ。よく試乗に行ったりしますし、EVもすごく興味があります。しかし、価格が高いから検討に上がりません。お金があったら欲しいなと思うクルマは多いです。新車に興味がないから、というわけではないんです。一般的な若い世代はみんなこんな感じじゃないですかね。 ──ちなみに皆さんはどんなクルマが好きですか? 中村 スポーティーで速いクルマはもちろんF1なども大好きですが、普段使いのクルマは「ムード」にこだわりますね。乗ったときに「こういう気持ちになりたい」という感覚で選んでいます。今は手離しましたが、以前はVW ゴルフ1のカブリオレに乗ってました。 ホタカ 「身の丈から出過ぎず」でも「自分の生活を豊かにしてくれる」ようなクルマですね。今はMGのMGB GTと、アウディ A4オールロードに乗っています。 中川 「自分に似合う」クルマと言いますか、「自分とイメージが離れすぎない」クルマが良いですね。少し前に売ってしまいましたが、2代目ホンダ・シティの前期型に乗ってました。