小池都知事が臨時会見12月17日(全文1)遠からず1000人の大台に乗る可能性も
帰省する場合は2週間前から会食控えて
また、年末年始にそれぞれの病院で患者を受け入れていただけるような、新たな支援策も検討していかなければなりません。特に年末年始は毎年、手薄になってしまうというような状況になるわけでございます、医療施設において。それから加えまして、宿泊療養施設について今日、新たに1施設が開設をしたところでございまして、これまでの9施設と合わせて合計10施設となります。部屋数にしますと約4000室でございます。これらを有効に活用しまして、陽性者の皆さんを確実に受け入れてまいります。 それから、これまで65歳以上の高齢者については一律入院ということにいたしてまいりましたが、今日、モニタリング会議で東京iCDCの賀来先生のほうからご説明をいただきました。今後、基礎疾患がない70歳未満の方については宿泊療養施設での受け入れを検討していくようにということでございます。 さて、ここから都民の皆さま方へのお願いでございます。今日のモニタリング会議で賀来先生のほうから、いつもと違う年末年始の過ごし方として、初詣や帰省、会食での注意点をお示しをいただいております。賀来先生からのアドバイスにおきましては、年末年始はいつもの小さなグループで過ごすこと、そして久しぶりの人に会うのはできるだけ避けましょう、忘年会・新年会は避けましょう、帰省はできるだけ避けましょう、帰省する場合には2週間前から会食を控えてください、などなど、1人1人の取り組みをお願いする内容でございました。
休暇の分散取得をお願いしたい
また、東京iCDCにおいては都民の皆さま向けの感染予防ハンドブックも作成していただきました。今日から早速、都のホームページなどに掲載をいたしますので、ぜひご覧をいただきたいと存じます。 それから、次は事業者の方々へのお願いであります。酒類を提供する飲食店などの皆さま方にはあらためて、あしたから来年の1月11日まで営業時間の短縮を要請をいたしております。何度も申し上げます。かき入れ時です。大変心苦しいところでございますが、会食、そして人手が増えるこの時期、ぜひご協力を申し上げたい。ご協力をよろしくお願いを申し上げたい。事業者の方々にはあらためてガイドラインにある対策を確認して、徹底をよろしくお願いいたします。お客さまにもその旨、対策への協力を呼び掛けていただきたいと思います。 それから職場でも感染します。更衣室、休憩室などでも感染の可能性はあります。こまめに換気、そして共有しておられる椅子やテーブルの定期的な消毒をお願いします。さらには年末年始の混雑を防止するために、休暇の分散取得をお願いいたします。テレワーク、時差出勤、この定着も協力に進めていただきたい。 都内各地では現在、多くのイルミネーションのイベントが行われています。とてもきれいですね。でも、今年の冬は感染症拡大防止の観点から、地域のまちづくり団体などが主催しておられます大規模施設でのイルミネーションイベントにつきましては、来年の1月11日までの間、ライトアップの停止や点灯時間の短縮などの取り組みをお願い申し上げます。何とぞご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 また、きのう1都3県、つまり東京・埼玉・千葉・神奈川、この1都3県が共同で鉄道事業者、そして国に対しまして、大みそかの終夜運転の中止を要請いたしました。これから年始にかけましては人手が増えます。人々の移動も多くなります。感染予防を進めるという上で1都3県の連携というのが非常に有効、重要であります。そこで来週にも知事同士でテレビ会議をまた実施をするよう、ただ今、調整をしているところであります。年末年始に向けた取り組みでございますが、情報の共有、意見交換も行ってまいりたい。そして都におきましても、現下の厳しい感染状況、そしてまた逼迫した医療提供体制を踏まえて、あらためて東京都庁内の各局に対して、年末年始に向けたさらなる感染拡大の防止対策を検討するように指示をしたところでございます。