【40代・50代のビタミンD活】毎日コツコツ「ビタミンD活」で病気予防! では、ビタミンDの働きと摂取目安量って?
紫外線から肌を守りつつ、ビタミンDもつくれる日焼け止めがあった!
ところで、ビタミンDをつくるために必要な紫外線は、限られた波長だ。地球に届くUVA派とUVB波のうちUVBのほう。その中でも290~310nmの波長で、最も多くビタミンDがつくられる。一般の日焼け止め製品は、これらをほぼすべてシャットアウトしようとする。 そこで「ビタミンDをつくれる波長だけを通過させ、肌ダメージの原因になるその他の波長をカットすればいいのではないか」という発想から生まれたのが、オーストラリア生まれの日焼け止め「ソーラーD」。ソーラーDは、UVBフィルタリング技術により、UVB の290 nmから310 nmだけが通過できるように設計。紫外線から肌を守りつつ、ビタミンDの生成を妨げない、まったく新しい日焼け止めクリームだ。 なんと前出のホリック博士もソーラーDの機能性に注目し、研究・検証していた。2020年に日本に初上陸し、徐々に全国に広がっている。
紫外線から肌を守りながらビタミンDを作れる、特許製法「UVBフィルタリング技術」は、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、日本、インド、中国での特許取得済み(ヨーロッパ、ブラジル、タイで特許出願中)。 SPF50+・ PA++++/パラベン・PABA・グルテンフリー、無香料、ノンオイル、ウォータープルーフ 左:ソーラーD サンスクリーン 100ml・ 右3点:同じく40ml/アンブロシア マルシェ
【教えてくれたのは】 斎藤糧三さん 医師/日本機能性医学研究所所長。1973年生まれ。日本医科大学卒業後、産婦人科医に。その後、美容皮膚科治療、栄養療法、点滴療法、ホルモン療法を統合したトータルアンチエイジング理論を確立。2008年「日本機能性医学研究所」を設立(2009年に法人化)。2017年、スーパーフードとしての牧草牛(グラスフェッドビーフ)の普及を目指し、日本初の牧草牛専門精肉店「Saito Farm」をオープン。2022年、機能性医学と再生医療を融合させた治療拠点として「斎藤クリニック」を開設。著書に『サーファーに花粉症はいない』(小学館)、『病気を遠ざける! 1日1回日光浴 日本人は知らないビタミンDの実力』(講談社+α新書)ほか多数 イラスト/内藤しなこ 取材・原文・画像制作/蓮見則子