【40代・50代のビタミンD活】毎日コツコツ「ビタミンD活」で病気予防! では、ビタミンDの働きと摂取目安量って?
「紫外線=悪」じゃない! 害が出るまでの時間は意外に長い!
さて、どれくらい紫外線に当たればどれくらいのビタミンDがつくれるのか、そこは特に知りたいところ。できれば、肌に害のない範囲にしたいものだが? 「これは国立環境研究所にデータがあります。緯度と季節、時間によって違うところに注目してください! 例えば、10µg(400IU)のビタミンD(注4)をつくるのに必要な時間を見てみましょう。 顔と両手の甲を出した状態で、夏の沖縄の正午なら5分ですが、冬の北海道では正午でも139分(2時間以上)です。 もし、これが半袖で半ズボン(ひざ下を出した状態)だと表面積が1200㎠になり、半分の時間で同じ量のビタミンDが合成できることになります。 環境によって体でつくられるビタミンDの量にはとても差があるため、足りない分は魚などの食品とサプリメントで補うのが理想です。 また、国立環境研究所の地球環境研究センターは『シミやシワの原因を避けながら、体に有益なビタミンDはしっかりつくる』というコンセプトのもと、紫外線と向き合っているリスペクトすべき研究所。 これまでの研究で、ビタミンDが生成されるまでの時間と、シミ・シワのリスクが発生する時間を比べたところ、シミ・シワのリスクが上がる時間は、十分なビタミンDができるまでのおよそ3倍ということがわかりました。 つまり、適切な時間であれば紫外線の悪影響を避けつつビタミンDをつくることができます。紫外線は思ったほどこわくないわけです」 (注4)「骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン」2015年版(日本骨粗鬆症学会)において、治療におけるビタミンDの1日の推奨量は10~20 µg (400~800IU)。
なんと! 国立環境研究所の地球環境研究センターでは、肌に害なくビタミンDを10µg(400IU)生成できる最適な日光浴時間を、リアルタイムで情報提供している。 モバイル用の簡易サイトは、最低限必要な情報が視覚的にわかりやすいので、ぜひ毎日の「D活」に役立てたいものだ。 モバイル版「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」<https://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/mobile/index.html> PC版「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」<https://db.cger.nies.go.jp/dataset/uv_vitaminD/ja/>