岸田文雄首相が就任会見(全文3完)中国には言うべきことはしっかり言う
デジタル庁を今後どう育てていくのか
ニッポン放送:ニッポン放送、畑中と申します。よろしくお願いいたします。今回の内閣は老壮青、そのバランスというのを掲げてらっしゃるかと思いますが、その中には当選3回生で初入閣の方が3人いらっしゃいます。若手の化学変化が期待される一方で、このお三方は自民党の野党時代を経験されていない方々です。そういう視点で見ると不安がないのかというのを知りたいところです。 そして、お三方の接点の1つというのがデジタルだと思いますが、先ほどからおっしゃられてはいるんですが、発足したばかりのデジタル庁を今後どう育てていくのか、総裁選ではデジタル臨調の設置も掲げていらっしゃいましたけれども、その設置の時期も知りたいところです。これら併せてお聞かせいただければと思います。 岸田:はい。まず若手の皆さんに活躍していただく、今回、内閣の人事を考える際に、老壮青のバランス、これが大事だということを申し上げました。従来のバランスを考えると、より中堅・若手の皆さんに多く参加していただかなければバランス取れないと思いまして、より多くの中堅・若手の皆さんに参加していただいた、こういったことです。そして加えて、それぞれの個性や能力、もちろん大事ですが、内閣全体、チームとしてしっかりと機能していく、連携をしていく。こういった点でしっかりと協力してもらえる、こういった人材を選んだと思っています。 そして、若い方々、おっしゃるように野党時代を知らないということはそのとおりかもしれませんが、しかし、時代はどんどん変化しています。この新しい時代の中で、その感覚をしっかりと身に付けた若い人たちには臆することなく未来に向けて努力をしていただきたいと、心から願っています。 そして発足したデジタル庁。これはぜひ、ようやく発足したデジタル庁、これをしっかりとこれから大きく花開かせていかなければならないと思います。そしてデジタル庁の課題、さまざまな課題がありますが、これは日本全体をこれから大きく変化させる、大きな芽を持っていると思っています。私が総裁選挙中も訴えさせていただきましたデジタル田園都市国家構想、これはまさにデジタルの力を持って長年なかなか進まなかった地方創生、これをしっかりと進めていく、こういった発想に至っています。 こう考えますと、デジタル庁、あるいはデジタルを巡る課題はいつまでどうこうというんではなくして、未来に向けてしっかりと継続して、努力をしていかなければいけない課題であると認識をしています。以上です。 司会:それでは以上をもちまして本日の。