岸田文雄首相が就任会見(全文3完)中国には言うべきことはしっかり言う
具体的には何に取り組む内閣なのか
西日本新聞:西日本新聞の古川と申します。よろしくお願いいたします。先ほど総理は新時代を共に創る共創内閣を掲げられましたけれども、これ、非常に抽象的で国民に伝わりにくいんじゃないかなと思うんですけれども、国民が納得する形で、具体的にはどのようなことに取り組む内閣だということでしょうか。教えてください。 岸田:はい。新しい時代と国民の皆さんと共に創る、この新しい時代というのはまずコロナとの闘い、これをしっかりと闘い抜いて、先ほど申し上げました、できるだけ通常に近い社会経済活動を取り戻す、こうした闘いを進めていき、そしてその先に新しい経済をはじめ、新しい日常、新しい時代、これをつくっていかなければならない、その新しい時代に向けて共に努力をしていきましょう、こういった思いを新時代共創内閣に込めたということであります。 ですから今、コロナとの闘いにおいて国民の皆さんの協力なくしてこの闘いを乗り越えることはできません。ワクチン接種、あるいは治療薬の開発等を進めながらも、まだ期間が掛かるわけですから、その間協力をいただくために経済政策、しっかり用意しなければいけない、こういったことを申し上げていますし、そして新しい日常、コロナとの共存、実現する際にも先ほども申し上げました、どのような注意をしながら社会経済活動を進めていくのか。こういったことについても国民の皆さんの協力をいただかなければなりません。そして、新しい経済によって私たちは格差というものにしっかり目を向けて、より一体感を感じられる、こうした経済をつくっていかなければなりません。 このように今、コロナ禍においてばらばらになりかけている国民の心をしっかりと1つにして、そして今言ったさまざまな課題を乗り越えていく。そういった思いを新時代共創内閣、共に創る、こういった言葉に込めさせていただいた次第です。分かりにくいというご指摘については、ぜひこれからもしっかりと説明を加えながらご理解いただけるよう、努力をしていきたいと思ってます。 司会:最後に畑中さん。