【競泳】大橋悠依の“ネガティブ思考”を変えた仲間の言葉とは 「確かにそうだなと思った」
競泳・女子200m個人メドレーでパリ五輪代表に内定した大橋悠依選手(28)が、仲間からの言葉で思考に変化が生まれたことを明かしました。 【画像】200m個人メドレーの予選を1位で通過した大橋悠依選手 東京五輪では200m個人メドレーと400m個人メドレーで日本女子史上初の2冠を達成した大橋選手。今回のパリ五輪代表選考大会では400m個人メドレーで代表権を逃し、残すは24日に決勝が行われる200m個人メドレーのみとなっていました。 崖っぷちに立たされ「めちゃくちゃ緊張していた」という大橋選手でしたが、決勝では終始リードする展開で派遣標準記録を突破し優勝。放送が午後11時55分開始だったため「今やっと緊張がとけてちょっと眠たいです」と笑顔を見せました。 自身をネガティブで緊張しやすい性格という大橋選手は、東京五輪の際もレース前の招集所で落ち着かない様子を見せていました。しかし、今大会では入場の際に観客に笑顔で手を振ったり、レース1分半前に笑顔を見せる姿がありました。大橋選手を変えたのは仲間の言葉だったといいます。 「平泳ぎの今井月(るな)選手に、『けっこう(競技を)続けているのがつらいんだよね』みたいな話をしたときに、今井選手はけっこう楽観的なので、『もう取るもの取ったんだから、何でもいいじゃないですか』みたいな感じで言われて、確かにそうだなと思った。これ以上のこと(五輪2冠)ってもうないんで、それから自分のレースをしようというふうに切り替えることができました」 5歳年下ながら、ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた今井選手の言葉で競技に臨む気持ちに変化が生まれた大橋選手。「私の出場する200m個人メドレーは世界のレベルも上がっているんですけど。まずは決勝に進出することと、100分の1秒でも速く自分のタイムを上げられるように頑張りたい」と決意を語りました。 (3月24日放送の日本テレビ『Going!Sports&News』を再構成)