菅首相が会見 東京に4度目の宣言(全文3完)アストラゼネカ製は審議結果を見て考えたい
アストラゼネカ製を選択肢に入れる考えは
テレビ東京:テレビ東京、篠原です。先ほどもお話ありましたが、自治体でワクチンの予約のキャンセルなどが相次いでおります。こうした事態に対処するために、現在、国内では認可されているものの接種が始まっていないアストラゼネカ製のワクチンを国内で接種することについて、これを選択肢に入れる考えはありますでしょうか。 菅:アストラゼネカ社のワクチンを臨時接種で使用することについて、厚労省の審議会において、諸外国における状況などを踏まえながら、わが国においての利用、その状況について検討されているところであって、まだ結論は出てないというふうに思っています。 こうした専門家による議論の動向を注視しながら、まずは9月までに全国民のワクチンがファイザーとモデルナ、ここについては2億2000万回分用意してますので、ここで今、進めてきていますので、ここでまず、そこは使い切っていきたい、このように思っております。 あと、いずれにしろそういう中で、アストラゼネカについては、厚労省の審議会というんですか。そうした中での結論見る中で考えていきたいと思います。海外によっては60歳以上とかいろいろな状況があるようですから、そうしたことを厚労省の中でもしっかり、海外の情報を集める中で今、これから審議することだろうというふうに思っています。 司会:それでは大変恐縮ですが、あと2問とさせていただきます。それでは、毎日新聞の小山さん、どうぞ。
他県の会場についてはどう考えているのか
毎日新聞:毎日新聞の小山です。よろしくお願いします。五輪の観客数について伺います。先ほど来から会見を聞いていますと、東京都については無観客という総理のお考えだと思いますけれども、他県の会場についてはどうお考えでしょうか。もちろん、このあとの5者協議で決まるということは分かっているんですが、総理が国民の安心・安全に責任を持つと言っている以上、総理のお考えを国民が知りたいと思っていると思います。総理としての方針をここでお示しすることはできませんでしょうか。 菅:まず、これまで私、申し上げてきましたけども、緊急事態宣言になれば、無観客もこれは辞さない、こういうことを申し上げてます。こうした中で観客の扱いについては、今、5者協議、これからですか。行われて、方向性が出されるというように思います。ただ、緊急事態宣言、まん延防止のときのルールがあります。そこのルールに合った形の中で決められていくんだろうというふうに思っています。緊急事態宣言でも5000人とか、そういうルール作ってますから、そういう中で決めていくだろうというふうに思っています。 司会:それでは最後に国際メディアから、アラブニュースのアズハリさん、どうぞ。