「夫の世話をしにきたんですか!」妻の出産後にやってきた義母の目的とは...お産で見せつけられた「マザコン親子の耐えられない醜悪」
母さんの唐揚げが世界一美味しい、将来同居したいねなど、横で話を聞いているだけでゾッとしました(笑)」 その後、義両親は故郷へ帰りいつも通りの日々を過ごしていた。 今回の件で疲れてきっていた美香さんは、職場で仲のいい先輩に夫と義両親について相談するも意外な返事が返ってきたようだ 「じゃあ、今度押しかけて来たら私と飲みにいこうよ!夫のお世話はママに任せたらいいじゃん!たぶん姑は美香ちゃんに興味なさそうだし、外に出たらいいんだよ!」 明るい先輩のアドバイスに心が救われた。実際、夫のマザコン以外に嫌と感じるところはなく、基本的に優しく穏やかな性格のよう。 次に義両親が訪ねてきたときは気負いすぎず、自身がストレスを溜めない程度に対応すると心に誓っていた。 そして義両親の訪問から一か月が経った頃、平日の真っ昼間に義母から5件の着信が入る。 「美香さん!息子くん昨日から出張よね!?電話しても取らないから心配になって......。事故とか、ほら......。急にお腹が痛くなって病院とか言ってるのかしら…...。何か連絡きてない?」 「朝にLINE入っていましたし、大丈夫ですよ。昨日は夜遅くまで接待と言ってたので、疲れてたんだと思います」 普段連続して着信が入ることはないので、何事かと思い慌てて折り返すとそのような内容で呆れ返ったようだ。 「夫のマザコンは治らないので『お義母さんからめっちゃ連絡来たよ。もういい歳なんだから、親に心配かけないようにしないと』とLINEを送っておきました。出張先でもテレビ通話していたんですかね......。」 マザコン夫と子離れしていない義母について悩んでいたが、美香さん本人は義母から意地悪をされるわけではなかった。 義家族の行事や義両親が関わると夫の優先順位が義実家になること以外を除けば、性格は穏やかで優しく仕事に真面目。マザコンだけ目をつぶれば夫婦関係は良好でいられる、きっと子どもができたら変わるだろうと淡い期待を寄せていた。 しかし待望の第一子である娘を出産すると、ますます夫と姑の仲に対して嫌悪感を抱くようになっていったと話す。 「生後2週間で義両親がまたアパートへ泊まりにきたんです......。産後でボロボロなのに来るなって言えと伝えると『もう飛行機取ったらしいから』『この日程じゃないと母さんたちの仕事の都合が悪いらしい』と言う始末。 チケット取られる前に言えよって感じでした。しかも義母だけならまだしも、義父も来ると言い出して......。授乳するとき気を遣うし、私は外出できないしずっと家にいられるのはストレスを感じそうだと思った予感は的中しました」 ・・・・・・・ ピンポーン。 当日、九州のお土産と近くのドラッグストアで買ったであろう紙おむつとお尻ふき、缶ビールのケースを持参して義両親が訪ねてきた。 「美香さん出産お疲れ様~~!きゃー!息子くんにそっくり!目と鼻がそっくり!」 娘の誕生はとても嬉しかったようで、自宅へ到着するなりずっと抱っこしたりミルクをあげたりしてくれたようだ。 「あ、そうそう!家を整理してたら、息子くんの小さいときのアルバムが出てきたの~!ほら、可愛いでしょう?」 義母が手荷物から取り出したのは、年季の入ったアルバム3冊。すると義両親、夫の3人で幼少期のアルバム鑑賞会が始まったのだ。 「アルバム鑑賞会をするために来たの?帰省したときでもよくない……?」 心のなかでそう思いながら、隣の部屋で生後2週間の娘を授乳しながらため息をつく美香さんであった。 後編では、マザコン夫と息子大好き義母をもつ主婦が悩んだ末にとった振る舞いについて詳しくリポートしたい。 取材/文 錦城 和佳
【関連記事】
- 【後編】娘を出産後、姑がお世話をしにきたのは息子である夫だった......。マザコン夫に限界を感じた主婦がとった振る舞いとは
- 「何が入っているかわからないだろ…!」自家製クッキーの配布を町内会が拒否。激怒した老婦人がとった「恐るべき報復」
- 「ここでおにぎり?」吊り革で絶句。満員電車でフツーに朝食を食べ始めた女性。デザートまで完食のヤバすぎる行動。大人として注意をすべき?
- 「日本は、まだまだ外国人は増えるんですか!」とんでも外国人に辟易...希望の「引っ越し先」はゴミの放置に夜中の騒音という「主婦の地獄」
- 「不妊治療の末に40歳でやっと妊娠しました」出生前検査を受けるべきか否か...悩み続けた40代夫婦のリアルすぎる告白