立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文4完)当たり前の感覚で当たり前が通る政治をやりたい
公文書の改竄・廃棄が当たり前のように行われている
司会:ご質問いただきまして誠にありがとうございました。お手をあげてくださった方々、大変申し訳ございません、会場からの質問はこれで終了させていただきたいと思います。 それでは最後になります。各候補者から、本日の集会のまとめといたしまして、皆さまにこれだけは訴えておきたいということを締めの発言として、2分ずつご発言をお願いしたいと存じます。それでは順番が、逢坂候補からお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 逢坂:今日のこの会場の皆さんだったら、たぶん理解をしてくれると思うんですけれども、私は今の日本の状況はまったく異常だと思っています。というのは、公文書を改竄して廃棄するって、当たり前のように行われているんですよ。国会でうその答弁を総理が100回以上やっても、なんにも変化が起こらない状況が続いているんですよ。さらに憲法の規定に基づいて、憲法53条、その規定に基づいて国会の開会要求しても、まったくそれに応じようとしないんですよ。私はこれ、異常な姿だと思っているんです。 アメリカでウォーターゲート事件というのがありました。あのときニクソン大統領は公文書を捨てようとしたんです。最終的にはあれは捨てませんでした。でも捨てようとしたその行為がアメリカ国民の怒りに火が付いて、ニクソンさんは辞任せざるを得なかった。最終的にアメリカの歴代大統領って亡くなったときは国葬をやるんです。ところがニクソン大統領、国葬をやってもらえてないんですよ。アメリカ国民は、いろんな人がいますけれども、民主主義社会における公文書ってどれほど重要かっていうことは本当に分かってるんですよ。でも今の日本はそれすら伝わらないんですよ。でも今日ここにいる会場の皆さんだったら分かっていただけると思うんです。
政権の受け皿にぜひしていきたい
だから私は、そういう当たり前が通る政治をやりたいんですよ。当たり前の感覚で当たり前が通る政治をやりたい、そのためにこの立憲民主党の先頭に立ちたい。皆さん、お願いします。 司会:ありがとうございます。小川候補、お願いいたします。 小川:はい。野党第一党、立憲民主党、国民にとっての選択肢、政権の受け皿にぜひしていきたいと思っています。そのために刷新感のある清新な執行部をつくり、若手や女性を登用して、フレッシュな顔ぶれで、もちろん先輩方が築いてきたものを大切にしながら新たな展開を目指したいと思っています。そしてシンクタンクを含めて科学的にしっかりと練られた政策、この立案に努めたいと思います。何よりも地方議会の本当にお支えをいただいている皆さま、そして党員、協力党員、パートナーズの皆さまと、あらゆる機会、あらゆる技術を駆使して、リアルにつながっている、この党は私たちの党だと思っていただける、そういう党運営を心掛けてまいりたいと思います。 最後に、私、毎日、有楽町の街頭に立っています。そこであらゆる声をお聞きするためにです。先頭に立って全国津々浦々、徹底的に対話を重ね、党運営はもとより、半年後に控えた参議院選挙に向けて、皆さまと一緒に公約を作り上げていく、これは私たちの公約だ、これは俺たちの党だと、本当に思っていただけるような、そんな政党にぜひしていきたいと思います。よろしくお願いします。 司会:ありがとうございます。それでは泉候補、お願いいたします。 泉:はい。今日は皆さん、ありがとうございました。ある意味、私は、さまざま仲間の候補者に比べると、時々、皆さまに耳の痛い話をしてきたかもしれません。反省はしなきゃいけないとか、もっと外へ外へ支持を広げていかなければいけないとか。私は、これは立憲民主党を愛しているからこそ繰り返しそのことを言ってまいりました。 政策は正しいんです。子育て政策だって、教育政策だって、気候変動に対する対応だって。これ皆さん、立憲民主党の政策集ですよ。これは街頭で配ったりはできないものですが、ものすごい分量なんです。でも、これでもわれわれは選挙に勝利することができなかった。政策にいくらでも自信を持って戦っていくことは大事です。しかし国民や、特にわれわれが弱いとする若い世代に、どういう印象を持たれているのか、やはりここはわれわれ深刻に考えなければいけないと。