立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文4完)当たり前の感覚で当たり前が通る政治をやりたい
限界があることはすごく感じている
しかし問題は、街頭でも申し上げたんですが、このコロナ禍で普通に国民が一番困ってるときに、なぜそこにもっと想像力を働かせることができないのか、寄り添う言葉と政策を持ち得なかったのか、それはやはり彼らの背景にある種の、これはいい悪いというよりも限界があるということはすごく感じてます。ですから、世襲には世襲のある種苦労があり、可能性があることは認めつつ、しかし安倍さんにしても、麻生さんにしても、石破さんにしても、岸田さんにしても、進次郎さんにしても、みんながみんなそういう人たちと。これはいかにもやり過ぎで、やっぱり庶民の間から本当に根を張らせるように生まれてきた政治、これをぜひつくり直していきたいと思ってます。 司会:それでは泉候補、お願いいたします。 泉:はい。私は生まれは北海道なんですね。大学から京都に行って、なぜか25歳で国政に立候補することになったんです。当然、地盤も看板もかばんもないと。ただ、そのとき本当にありがたかったのが、実は供託金、これを皆さんが出してくださったんです。お金を集めて。こんな25歳の訳の分からん男にようそんなことしてくれたなと。だから僕の一番最初の皆さまへの公約は、この供託金を没収されないように頑張りますと、実はそこからスタートしてたんですね。もちろんなんとか没収されずにというか、惜敗をして、次の総選挙で当選をすることができたわけです。
みんなで見つけだして、みんなで育てて
要は、世襲を被選挙権という権利の問題から考えると、やはりなかなか制約をするというのは難しいという面がある。しかし私は、まさに草の根ということを体現するのであれば、私は立憲民主党の応援をする皆さまには、例えばある程度の選挙区の構図でいけば、供託金は没収されないような戦いができる選挙区っていっぱいあるわけですよ。あとは上乗せさえすれば当選が見えてくるっていう選挙区、いっぱいあるんです。ぜひそういうところで若者や女性が出てくるときに、皆さんで、本当、供託金をカンパしたり、あるいはお貸ししたりしていただきながら、みんなで助け合っていい候補者をどんどん出していただけないかと。 もちろん、党にもお金、あるんですよ。でも党から来る資金で600万持っていかれたら、それはもう候補者としては大変なんですよ。ものすごい大変なんです。もちろん私は国政のほうでは他の党の皆さんと一緒に供託金を下げようという運動もやってはいますけども、今現在なかなかそこまでいきません。そういう中ででも本当に有意な、本当に勇気のある人材はいるはずですから、みんなで見つけだして、みんなで育てて、ぜひ応援していくような、そんな立憲民主党にしていきたいと思います。どうか力を貸してください。よろしくお願いします。