立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文3)原発に依存せずにカーボンニュートラル実現を
立憲民主党は25日午後、党代表選に立候補した4候補による討論会を神奈川県で行った。 【動画】【立憲民主党代表選】立憲、代表選4候補が討論会―神奈川(2021年11月25日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【立憲民主党代表選】立憲、代表選4候補が討論会―神奈川(2021年11月25日)」に対応しております。 ◇ ◇
連合の高圧的な姿勢に対する意見を聞きたい
オオツカ:質問の機会をありがとうございます。神奈川7区、横浜市港北区在住の【オオツカ 00:55:42】と申します。日本記者クラブで取り上げられてもいた、連合との関係についてのお尋ねです。連合の芳野会長が右といえば、立憲民主党は右に進んで行かざるを得ないような関係に見えてしょうがない。事実に基づいてお尋ねします。 例えば、神奈川13区の公選はがきの件で、連合の意向によってそれまで積み上げてきたもの、ご破算になってます。立憲民主党は連合の意向に逆らえないって、横浜市長選のときだってそうでした。4年前の枝野立てのときには連合は希望の党を応援して、ほとんど応援してなかったはずです。立憲を応援してなかったです。しかるに、立憲の所帯が大きくなり、連合の意向が幅を利かせてくるのを反比例してボトムアップ、草の根という運動の方向性が薄らいできたという関係があるように私には見えてなりません。 2017年選挙、神奈川で立憲民主党と希望の党ががちんこで争った区では立憲が圧勝しています。枝野立ての立憲民主党の立ち位置は、いわば中道左派、共産党との親和性が高いです。2021年、中道左派から左、立憲民主党を押し上げた核の部分は決して減っていません。むしろ増えている。
依存する状況であってはならない
枝野氏の共闘路線、共産党の閣外からの協力は間違っていない、間違って冷水を浴びせてたのは連合じゃないでしょうか。選挙期間中に岸田首相の新しい資本主義実現会議、いそいそと出掛けているような人物が労働界の代表では、もはや戦前の産業報国会といった声も聞こえてくるんです。この芳野会長の振る舞いおよび連合からの高圧的な姿勢に対して4人の方のご意見を伺いたいです。どうも早口で失礼しました。 司会:質問の内容は分かりましたかね。それでは、また1名ずらさせていただきまして、小川候補からご回答をお願い申し上げます。 小川:はい。ありがとうございました。しっかりご指摘受け止めたいと思います。連合さんとの関係は支持団体として良好な関係であるように努めています。それは地元でも、そしてこれから中央でも。やっぱり私は選挙そのものが連合さんに依存しているという状況であってはならないと思っているんです。私、自分自身の選挙区もそうですが、やっぱり後援会で、個人的なつながりで応援していただき、そこに連合の皆さんが応援団として加わってくださるということを心掛けるようにしています。 ただ、私たちの立ち位置なんですが、やっぱり平たく言えば、社会で雇う側と雇われる側は対等じゃありませんよね。雇われる側は常に弱い立場ですし、団結して労働基本権をしっかり、今、社会でとてもないがしろにされてますが、労働基本権がしっかりと担保されてこそ、フェアな社会であり、正当な処遇、待遇であり、人生の先行き見通しが立つというふうに思ってます。従って労働基本権を大切にし、労働運動を尊重する立場から、私は連合さんとの良好な関係、政党と支持団体という関係は大事にしたいと思ってます。 ただ、繰り返しますように、依存してるとか言いなりとか、今のご指摘は、もしそう見えてるとすれば、それは私たちに課題があるのかもしれませんし、間違ってもそう見えないように私たちは努力する責任があると思っています。 もう1つだけ。連合さんの運動は、今どうしても大企業の正社員の方々中心の労働運動になってます。今、多くの労働者の方は中小企業、零細事業所、そして非正規雇用も爆発的に拡大してるわけです。この方々ほど団結権も団体交渉権も枠の外に置かれてしまってるわけです。この社会的な不正義をどうやって正していくか。これは私ども野党の側も問われていますし、また連合運動にも大きな課題が突き付けられている。