大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文3)インフルと同様の考え方ができるんじゃないか
世論調査で反対多数でも最後は議会が決める?
関西テレビ放送:ちょうど話されましたけど、仮に、最近、知る限りではないんですが、世論調査で反対多数というようなものが出てきても最後は議会、最後というか、そもそも議会で決めるという。 松井:うん、そうです。その人たちは、その議会での態度をもって次の選挙でまた選択されるわけですから。4年、4年に議員というのは任期の中で選ばれるわけですから。その議会での賛否があまりにもおかしいじゃないのと言われるんであれば、そこで替えられるだけでしょう、僕も含めてね。 関西テレビ放送:議会での議論が進んでいくという前提で伺いたいんですが、IRの事業者については、コロナの影響もあって去年3月に募集要項を修正して追加受け付けをされていると思うんですが、その中で加わった文言として、土壌対策費については市が妥当な金額を負担すると。この時点で790億という具体的な数字は部局も把握なかったようですが、どうやらお金が掛かるだろうということまでは分かっていたと。事業者サイドからも市が負担してほしいという旨を受け取っていったというのは認めていらっしゃって、その上でこの方針決定をされているので、その方針決定の過程と事業者との交渉過程というのを明らかにすべきという声も出ています。 修正をされたのが去年の3月なんですが、その1カ月前に市長をはじめ幹部が出席した戦略会議があって、今、情報提供いただいても7ページ全て黒塗りなんですね。部局としても事業者がすでに決定している今、一定公開すべきという考えも持っていらっしゃるんですが、議会が始まる、しっかりと今、市長、この辺り、意思決定の過程とか、その辺りを公表すべきかどうか。 松井:あれ、なんで黒塗りしてんの。理屈が。事業者の経営に影響を与える部分があるということで黒塗りにしてんの?
急がれる案件ではないか
吉村:政策企画室でございます。そもそも契約に至るまで、その過程を明らかにするということについて、いかがなものかという考え方かと思うんですけれども、開けれるものは開けていくという考え方もあるかなとは思いますので、その辺、具体的には所管してるIR局がどういう考え方で非公開を打ってるかというのについては、ちょっと確認しないと分からないんですけれども。 松井:事業者側はさまざまな、ここだけじゃなくて、ほかの事業もされてるわけで、彼らの従来の事業にデメリットになる部分とか、そういうものは公開できませんけども、それ以外については公開してなんら問題ないと、僕はそう思ってますので推進局にもそう伝えます。 関西テレビ放送:住民説明会、公聴会、進んでますが、すでに進んでしまっている中でやっぱり急がれる案件かなと思いますが、いかがですか。 松井:でも公聴会、住民説明会も、出席者からのご意見には真摯に答えてるんでね。これが黒塗りだからってどれだけの問題になるのかなと思います。 関西テレビ放送:明らかにならないと問題も分からないかなと思いますが。 松井:明らかにならないって、問題は大阪市が造成した宅地に対して、造成地に対して、IRを誘致するために必要な土地の品質を確保するために僕が判断したということだけですから。それ以上に何か問題点ありますか。 関西テレビ放送:結論として市長のお考え伺っているところだとは思いますが。 松井:何が問題なの。 関西テレビ放送:例えば事業者とのやりとりの中でどういうやりとりがあったかというのは議会でも議論されると思いますけど。 松井:そうそう。だから事業者の皆さんは、もう分かりやすく言うと、大勢のお客さんが集まるエリアだから、そこの土地の品質は大勢のお客さんが集まって、安全で安心して楽しめる、そういう土地にしてくださいよというのが事業者からの要望です。それを受けて、それはそのとおりだなということで判断したということです。違う? 関西テレビ放送:いずれにせよ公開されるご予定はあるんですか。 松井:うん。IR局にはそういうふうに言います。事業者がデメリットにならない範囲でね。カンテレは反対なの? IR。 関西テレビ放送:いや、賛成、反対かを議会含め議論するためにそういう情報が必要じゃないですか。 松井:いや、だから議会含め、これまでそのことについては誠意を持って僕はずっと答弁してきたけどね。 関西テレビ放送:結論は分かるんですけど、過程は今。 松井:過程ってその部分だけでしょう。 関西テレビ放送:はい? 松井:その部分だけでしょう。土地の改良部分だけでしょう、過程で分からないの。そこはだから議会の答弁でも僕は、ちゃんとそのことは話しますよ。何があったんやと言われれば、そのときに僕が庁内会議で言ったことをそのまま伝えるだけです。 関西テレビ放送:分かりました。