新米の季節! ふっくら艶やかな白ごはんがエンドレスに進む「ごはんのお供」レシピ6選
◆すじこ納豆のっけごはん
レシピ:白央篤司さん とっても相性がいいんですよ、このふたつ。魚卵と大豆の組み合わせ。青森の津軽地方では人気の取り合わせと、地元の方に教えていただきました。やってみたら、「なんで今までやらなかった……!」というおいしさ。ごはんが進むこと、うけあいです。 ■材料(1人分) ・すじこ:適量 ・納豆:1パック ・ごはん:適量 ■作り方 (1)ごはんを盛り、かき混ぜておいた納豆をのっけて、すじこを好きな量のせる。 すじこはサケ科の魚の卵を塩漬け、または醤油漬けにしたもの。北海道や東北、北陸では定番のごはんのお供にして、晩酌のアテ。おにぎりの中身としても大人気ですね。コンビニが普及した今、全国でもおなじみかな。 さて、のりこさんお誘いありがとうー! ジュンイチさん(のりこ’s 夫)と一緒にまたあなたのところの近所の立ち飲み酒屋に行きたいよ。のっけもん会議もやりましょう。
◆鮭の焼漬、イクラのっけ丼
レシピ:しらいのりこさん 鮭の焼漬(やきづけ)は私の故郷、新潟の郷土料理。 私の実家の魚屋の人気商品でもあります。焼漬だけでもごはんに合うのですが、さらにイクラをのっけて、もみのりをかけると、甘辛と塩味、海苔の旨みで、もう、ごはん、エンドレスです。 はぁぁ~、このイクラののった焼漬の姿の美しいこと……。 「いいよ~、焼漬、イクラちゃん、最高だよ!」とファッションカメラマンのように声をかけながら(あくまでイメージです)、たくさん撮影しました。載せられる写真が1枚で非常に残念。 ■材料(2人分) ・生鮭:2切 【つけだれ】 ・醤油:大さじ4 ・酒、みりん、中ざら糖:各大さじ2 ・イクラ:好きなだけ ・もみのり:好きなだけ ・ごはん:気が済むまで ■作り方 (1) 鍋に酒、みりんを入れて中火で熱し、アルコール分を飛ばし、中ざら糖と醤油を加えて混ぜ、中ざら糖がとけたら火をとめ、そのまま冷ます。 (2) 鮭は食べやすいサイズに切り分け、グリルで焼く。熱いうちに(1)になじませ、1時間~半日漬ける。 (3) ごはんに(2)をのせ、イクラ、もみのりを好きなだけのせる。 鮭はサーモン、銀鮭など脂が多いもので作ってください。中ざら糖は砂糖で代用可ですが、中ざら糖で作った方が圧倒的においしくできます。焼漬は冷蔵庫で1週間くらいもちます。お弁当のおかずにもどうぞ。 おいしいもののっけ隊(隊員2名) 白央篤司(はくおう あつし) 「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。 しらいのりこ お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
白央篤司,しらいのりこ