「サードプレイス」を持つ人は、仕事も私生活も「満足」な傾向 どんな“居場所”を持っている?
「サードプレイス(自宅や職場ではない、自分らしく過ごせる居心地のいい場所)」を持っている正社員は、「仕事と私生活どちらも満足している」割合が高い――マイナビがそんな調査結果を発表した。ビジネスパーソンはどのような場所をサードプレイスにしているのか。 【画像】結果をグラフで見る(計5枚)
どんな「サードプレイス」を持っている?
20~50代の正社員のうち、サードプレイスを持っている人は19.3%に上った。「1つ持っている」は14.0%、「2つ持っている」は3.9%となった。 具体的な場所として最も多かったのは「カフェ」で、その他「ジム」や「趣味などの交流の場」が目立った。 マイナビはサードプレイスについて、「1人の時間を過ごす」「他者とのコミュニケーションがある」「場所が固定されている」「やることが固定されている」の大きく4つの特徴で分類できると分析。 「1人の時間を過ごす」かつ「場所が固定されている」例としては、「決まった曜日の決まった時間に行くカフェ」などが挙がり、「1人の時間を過ごす」かつ「やることが固定されている」例では「1人でのドライブやツーリング」などが挙がった。 「他者とのコミュニケーションがある」かつ「場所が固定されている」例としては、「自宅近くの公民館の将棋サークル」が挙がっており、「他者とのコミュニケーションがある」かつ「やることが固定されている」例としては、「音楽やゲームでつながった人たちとの輪」などが挙がった。
“自己理解度”も高まる傾向
「働くモチベーションが高いことが多い」とした人は、サードプレイスを持つ人では40.0%だった一方、持たない人では24.0%となっており、16.0ポイントの差があった。 また、「困難な仕事でも自分ならできるという自信(自己効力感)がある」についても、サードプレイスを持つ人では56.3%となっており、持っていない人(35.8%)に比べて20.5ポイント高い。 「自分自身への理解度(自分の好きなことや得意なことに関するもの)」については、サードプレイスを持つ人のうち60.8%が「高いと思う」としており、持っていない人(34.4%)を26.4ポイント上回っている。 マイナビはこれらの結果について「サードプレイスを持つ人は、自分の好きなことや得意なことなど、自身への理解度が高い。サードプレイスでの活動が自己理解を深める機会にもつながっていると考えられる」と分析している。