いくつ知ってる?日本全国の美しすぎる駅15選!安藤忠雄や隈研吾など、有名建築家が設計した唯一無二のデザインは必見
8 日立駅〈妹島和世〉/茨城県
日立市出身の妹島和世さんがデザイン監修をした「日立駅」は、国内屈指の「絶景が見える駅」として有名です。 浮遊するように建つこの駅舎は、全面にガラスを用いることで開放感を生み出し、どこからでも海を臨むことができるように設計されています。商業施設が並ぶ西口と海の近い東口は、線路上の自由通路で繋がっており、通路東側に位置する展望イベントホールから太平洋を一望することができます。
9 竜王駅〈安藤忠雄〉/山梨県
2008年に安藤忠雄さんによって新駅舎となった「竜王駅」。 旧竜王町・旧敷島町・旧双葉町が合併し誕生した甲斐市の新しい象徴として、3つの町を一つにつなぐ鎹(かすがい)や、特産物である水晶の結晶、信玄堤の聖牛などをイメージしてデザインされました。 これまで北側に出入口がなく市街地が分断されていたという課題を解決すべく、駅の南北をつなぐ自由通路と橋上駅舎を設置。駅とロータリーを覆うように大屋根がかけられています。駅全体は垂直面や斜面などを組み合わせた多面体で構成されており、スタイリッシュな印象を与えます。
10 足柄駅〈隈研吾〉/静岡県
「足柄駅」は、2020年に隈研吾さんによって「足柄駅交流センター」を併設する形で生まれ変わりました。 小山町の木材をふんだんに使った駅舎は富士山の方角に向かって伸び上がる深い軒が特徴的。富士山のシルエットと屋根の構造体とがリンクするようにデザインされています。2階には大きなガラス窓のある多目的空間は地域の人の交流の場となっており、駅の待合だけでなく地域アーティストの展示なども行います。天気のよい日は富士山を見ることも。
11 金沢駅〈白江龍三〉/石川県
巨大な鼓門の構えと螺旋構造の美しさに圧倒される「金沢駅東広場」は、白江龍三さんが設計。 駅内の屋根は、雨や雪が多い金沢の気候風土をいかした大傘をイメージしたデザインだそう。 また、外の巨大な鼓門は、金沢で古くから親しまれている、伝統芸能の能楽「加賀宝生の鼓」をイメージしてつくられました。金沢の風土と伝統、両方の美しさを感じられる玄関口です。