警備スタッフの肩部を殴打。浦和が対象行為者に無期限入場禁止の処分「短期間に2度の違反行為が発生した事実を重く受け止めております」
事案発生から本報発信までの経緯などを説明
浦和レッズは8月22日、クラブの公式サイトで、11日に行なわれたサガン鳥栖戦における違反行為とその処分について発表した。 【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! 「2024年8月11日(日・祝)に駅前不動産スタジアムにて開催された2024明治安田J1リーグ第26節サガン鳥栖戦において、来場者による試合運営管理規定違反行為が発生いたしました」と報告。違反行為および処分の内容、事案発生から本報発信までの経緯などを以下のように説明する。 ・処分対象行為 暴力行為 (警備スタッフの肩部を殴打した行為) ・処分対象者 処分対象行為に及んだ者1名 ・処分内容 無期限入場禁止 ・入場禁止処分対象試合 国内外を問わない、8月12日(月・振休)以降に行われる浦和レッズ、浦和レッズレディース、浦和レッズアカデミーが出場する全ての試合 ・処分決定までの経緯 <8月11日(日・祝) 試合当日> 試合終了後、上記処分対象者が警備スタッフAに対し、他の来場者による撮影行為を中止させるように要求。当該撮影行為が、Jリーグの禁止する「他者の迷惑になるような撮影行為」に該当する可能性があったため、警備スタッフAが確認のため移動。警備スタッフAから引き継ぐ形で対応を行った警備スタッフBに対し、対応への不満から上記処分対象者が肩部を殴打。 事案発生直後、警備スタッフAからの報告に基づき、警備スタッフCと弊クラブセキュリティスタッフを交えた、上記処分対象者および警備スタッフBへの聞き取り、話し合いを実施。上記処分対象者が上記処分対象行為を認め、警備スタッフBへ謝罪を行い、警備スタッフBも謝罪を受け入れ、和解。 その後、改めて弊クラブ競技運営本部所属スタッフ、および弊クラブセキュリティスタッフから上記処分対象者に対する事情聴取を実施。処分対象とする可能性が極めて高い旨を伝えるとともに、個人情報の確認を行った結果、遠隔地に居住している事実と高齢である事実が確認されたものの、処分の有無を問わず、後日弊クラブ事務所への来訪を求めた場合にはそれに応じる旨の合意を得たうえで解散。 <8月12日(月・振休)~8月15日(木)> 上記処分対象者への事情聴取、および警備スタッフへの聞き取り結果等を踏まえ、「浦和レッドダイヤモンズサッカー試合運営管理規定」並びに「Jリーグ試合運営罰則規定」との照合と競技運営本部内での検討を経て、競技運営本部としての処分方針を決定。 当該決定を受け、クラブとしての最終処分決定を行うべくコンプライアンス委員会を、委員のスケジュール都合上最短での実施となる8月16日(金)に招集。 <8月16日(金)> コンプライアンス委員会を実施し、上記処分内容を決定。 <8月22日(木)> 上記処分対象者、および弊クラブ競技運営本部所属スタッフ双方のスケジュール都合上最短での実施となる同日に、対面にて処分を通達するとともに、合意する旨の念書を上記処分対象者から取得。 クラブは「この度は、試合運営管理規定違反行為の発生を未然に防ぐことができず誠に申し訳ございませんでした」と謝罪。「7月20日(土)に埼玉スタジアムで発生した事案に続き、短期間に2度の違反行為が発生した事実を重く受け止めております」と記す。 続けて、「浦和レッズは昨年8月に、大変多くのみなさまにご迷惑をお掛けする事案の当事者となり、6つの再発防止施策を掲げ実行してまいりましたが、引き続き「ファン・サポーターのみなさまとのコミュニケーションの再構築」、「スタジアムでの禁止事項等観戦ルールの周知徹底」、「違反行為者への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」といった施策に愚直に取り組んでまいります」とした。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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