ウチの親、そろそろ介護が必要? 電話でも確認できる5つのチェックポイント
当てはまるポイントがあった場合はどうすればいい?
もし当てはまるポイントがあった場合は、介護医療の専門家に気軽に相談してみてください。具体的には、「地域包括支援センター」への相談がおすすめです。高齢者の介護や生活に関する公的な相談所です。 地域包括支援センターは、日本全国に約5000ヶ所設置されています。日本中のすべての地域を網羅しており、担当する地域が決まっています。きちんと行政が管轄している相談窓口なので安心してください。 ご両親が住んでいる地域を担当しているセンターがどこなのかは、市町村の役場や区役所に確認すればすぐに知ることができます。自治体によっては「高齢者あんしん相談センター」や「おとしより相談センター」など、名称が異なる場合もありますので、事前に調べておくとよいでしょう。 ご両親の居住地が遠く、相談窓口まで直接足を運べない状況でも、電話での相談が可能です。また、基本的に相談は無料なので気軽に相談することができます。 地域包括支援センターには、国の基準に基づき、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員が配属されています。自治体によってはその他の医療・介護の専門職も配置されている場合もあります。これらの専門職がそれぞれの専門性を生かして連携しつつ、私たちの相談に応じてくれたり、適切な支援策へとつないでくれたりします。 相談した場合、当日すぐにというのはさすがに難しいかもしれませんが、間違いなく数日以内には自宅を訪問してくれるはずです。訪問の結果、介護が必要な状態にない状態にあったとしても、「地域の活動に参加してみませんか?」「こういう医療機関におかかりになってはどうでしょうか?」「家の中でこういう運動をしてみませんか?」「悪化させないために、食生活に気を付けてみませんか?」などといった形で、生活へのアドバイスや継続的な見守りをしてくれます。勿論、もし介護が必要な状態に陥ってしまった場合も、いち早く対応してくれます。