今日コートジボワール戦。久保建英の先発抜擢なら森保Jの何がどう変わるのか?
ヨーロッパ組だけのチーム編成で、オランダで今年初めての活動を行っている日本代表が13日、ユトレヒトのスタディオン・ハルヘンワールトでコートジボワール代表との国際親善試合に臨む。 試合前日の12日には、森保一監督がオンラインでの取材に対応。スコアレスドローに終わった9日のカメルーン代表戦から中3日で臨む一戦へ、先発メンバーの一部を入れ替えることを明言した。 カメルーン戦で1トップとして先発フル出場した大迫勇也が、所属するヴェルダー・ブレーメンの事情によって代表を離脱。必然的に前線の顔ぶれが再編成されるなかで、後半20分から[3-4-2-1]システムに変わっていたダブルシャドーの一角として途中出場し、終了間際にあわやゴールかと思われた直接フリーキックを放ったMF久保建英(ビジャレアル)の存在感が増してくる。 今回の招集メンバーのなかで最年少となる19歳の久保は、昨年6月のエルサルバドル代表との国際親善試合でフル代表デビュー。カメルーン戦を含めて8試合に出場しているが、東京五輪世代を中心とした布陣で臨んだ昨年6月の南米選手権を除いて、まだ先発出場を果たしていない。 昨年9月にスタートしたカタールワールドカップ・アジア2次予選では、ミャンマー代表との初戦で9分間、モンゴル代表との第2戦ではリザーブ、タジキスタン代表との第3戦では3分間の出場にとどまっていた。プレー時間の変遷を振り返れば、森保監督が描く序列がまだ低かったことがわかる。 昨年11月シリーズは東京五輪世代となるU-22代表の活動に専念し、今年に入ってからは新型コロナウイルスの影響で森保ジャパンが活動停止を余儀なくされた。その間にレアル・マドリードから期限付き移籍していたマジョルカで代役のきかない存在感を放ち、今シーズンからは強豪クラブのひとつであるビジャレアルへステップアップ。コートジボワール戦では先発の期待が高まってくる。 そして、先発を果たす場合の久保のポジションは、大迫の代わりに誰が[4-2-3-1]システムの1トップに入るのか、という点と密接に関わってくる。