代謝を上げて脂肪を燃やす。引き締まったカラダを作る3か月の運動メニュー(専門家が監修)
ショートV(右10回→左10回)
床に仰向けなり、両膝を直角に曲げて脚を真横に倒す。脚を倒した側の手は床につけ、反対側の手は耳の後ろに添える。肘で床を押しながら腰を支点に上半身と両脚を同時に床から引き上げる。
3か月目:有酸素運動に取り組み、3つのエクササイズで脂肪燃焼
2か月間頑張ったカラダには筋肉がつき、以前より代謝が上がっているはず。ここで満を持して有酸素運動を取り入れる。 コースは3種類。低負荷高回数の筋トレコース、ジョギングコース、そしてステップエクササイズコース。すべて消費エネルギーは約350キロカロリーだ。気分や体調、天候に合わせて3つの中から1つ選び、毎日必ず行うこと。 リフレッシュしたい日は外で走り、雨の日は屋内でカラダを動かすという具合。心配無用、これまで培ってきた下半身の筋肉がしっかり稼働し、脂肪燃焼効率を上げてくれる。
トレーニングのやり方
・3つのジャンルから1つを選択 ・毎日行う ・30分を目安に行う
筋トレ3種類
負荷の少ない3種類の筋トレを高回数行うことで有酸素運動効果を狙う。すべて全身の筋肉を使う種目なので、カラダを動かしている最中、リアルタイムでエネルギー消費が見込める。3種類こなしたら、頑張ってもう1サイクル行おう。
シングルレッグバランス(片脚20回→逆脚20回)
片膝立ちで両手を床につけ、前傾姿勢をとる。後ろの足は爪先を立てる。前脚を軸にして立ち上がり両手を上げてバンザイ姿勢をとる。左右20回ずつ行って2セット繰り返し。
デクラインシングルアームプッシュアップ(左右交互に20回)
椅子の座面に両足を乗せてプッシュアップの姿勢をとる。両肘を曲げてカラダを沈め、反動を使ってカラダを押し上げたフィニッシュ姿勢のときに片手で胸にタッチ。20回を2セット行う。
バイシクル(左右交互に40回)
床に仰向けになり、両手を頭の後ろで組む。上体を捻りながら片脚の膝を左右交互に胸に引き寄せる。逆脚は伸ばし、床から浮かせてリズミカルに行う。1セット行ったら、最初の種目へ。
ジョギング
実は10km走れるようになると減量は成功するというのが定石。1時間程度のジョグで大体700kcal消費できる計算になる。でも最初は30分間のジョグで十分。350kcalの消費を目指して走り、慣れてきたら徐々に時間を延ばそう。
ステップエクササイズ
縦方向に置いたステップ台をまたいで立つ。片足を乗せたら逆脚の膝を引き上げ、膝を下ろして着地。反対側の足も着地させる。今度は逆の足からステップ台に乗せて同様に。ながらでもいいので30分行う。
取材・文/石飛カノ(初出『Tarzan』No.848・2023年1月4日発売)