【家電のプロが解説】 オイルヒーターのおすすめ3選!気になるメリット&デメリット、電気代は?
本格的な冬が到来すると、気になるのは部屋の暖房器具のこと。今回は心地よい温かさに虜になる人も多い「オイルヒーター」について、家電専門ライターの田中真紀子さんにそのメリットやデメリット、購入する際の選ぶポイント、おすすめのアイテムなどを教えていただきました。電気代が高騰していく一方の今、気になる節電方法についてもご紹介します。
部屋全体を柔らかく暖めていくオイルヒーター
オイルヒーターとは、内部に充填されている難燃性のオイルを温め、フィン(放熱板)から放熱する輻射熱を利用して、部屋全体を暖めていく暖房器具。オイルヒーターから発した熱は、ぶつかった人や天井、壁を温め、それぞれも熱を発していきます。火のように直接温かいわけではありませんが、暖かさが循環し、部屋全体を柔らかくぽかぽかとさせていきます。 火を使っていないため換気は不要で、断熱性や気密性の高い、最近の日本の家屋やマンションにマッチしている暖房器具ともいえます。
うれしいメリットがいっぱいのオイルヒーター
【1】じんわりとした柔らかな暖かさ 太陽と同じ輻射熱を利用するオイルヒーターは、日だまりにいるかのような温かさ。その優しい温もりには心地よさを感じずにはいられません。 人自体も温まっていくので、他の暖房器具に比べ、低い温度でも暖かさを体感できます。 【2】風が出ないから、空気が乾燥しない 本体から風を出すものではないので室内の空気が乾燥せず、暖房による髪や肌のパサつき、喉のヒリヒリを感じることはありません。みんなが過ごすリビングはもちろん、寝ているときに喉が乾燥することが防げるので、寝室などにもぴったり。 また、床などの埃が舞い上がるようなこともないので、アレルギーの心配がある方も快適に使うことができます。 【3】火災や火傷のリスクが低く、安全度が高い 直接火を付けたり、ヒーターを高温にしたり、温風を出したりするものではないため、本体に布がかかってしまっても燃え上がるというような心配がありません。本体の表面温度も高温ではないため、触り続けているのでなければ火傷もしにくいといえます。 また、転倒防止機能がついているものは、万が一倒れても自動でオフになるのでさらに安心です。