大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文2)西日本最大級の大規模アリーナを誘致
関西を代表する新たなスポーツ文化の拠点を誘致
今まで日本で見られなかった、特に西日本ではなかなか見られなかった大規模なスポーツであったり、世界的なスポーツであったり、コンサートであったり、なかなか大阪ではそれができてきませんでしたけれども、これができれば大阪の皆さん、西日本の皆さんが世界的なスポーツを生で見、また、コンサートであったり、そういったことも、この大阪の地で楽しむことができるということを、この万博のエリアに誘致をいたします。 基本的なコンセプトですけども、大規模アリーナを中核とした、大阪、関西を代表する新たなスポーツ文化の拠点を誘致します。土地の貸し付け方法ですけども、一般定期借地で50年です。長期の借地を設定いたします。そして経緯ですけれども、令和元年の10月から公募を開始いたしまして、令和2年の11月から令和3年の5月まで選定委員会による審査を踏まえて、今般、事業予定者が決定し、公表するということになりました。 事業予定者ですけれども、優先交渉権者になります。三菱商事都市開発株式会社、そしてAnschutz Entertainment Group、AEG、これはアメリカの企業、世界的なアリーナの企業です。そして関電不動産開発株式会社で構成される共同企業体が開発運営を行っていくことになります。
最大収容人数は1万8000人
AEGと聞いても、どこなの、ぴんとこないという方もいらっしゃいますので、どういった実績があるかということですけれども、これは世界有数のアリーナ、エンターテインメント、ディストリクト開発、スポーツ・音楽興行等を行っている総合的な企業です。例えばですけども、ローリング・ストーンズであったりテイラー・スウィフトであったりセリーヌ・ディオンの世界的なツアーを手掛けたり、あるいは欧米でプロスポーツチームを複数所有しています。例えばバスケットでいくとロサンゼルス・レイカーズ等を所有している、そういった企業です。この5大陸で数多くのアリーナとか大型の劇場を所有し、運営している企業がAEGになります。なのでAEGを中心とするこの事業体に、この万博の、駅前の、西日本で随一のアリーナを運用してもらうということで進めていきたいと思います。 イメージパースです。非常に分厚い資料があるわけですけども、本当に抜粋だけご紹介します。こっちが万博の駅になるわけですけど、モノレールの駅になりますが、ここに、アリーナを中心に据えて、そして商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、そしてこの共同住宅、それを複合して一体的なエリア、面開発をしていきます。 アリーナのスペックについてです。これは西日本最大級のスペックになります。最大収容人数は1万8000人です。固定観客数が1万3400席です。参考に、大阪城ホールは観客席が9000です。神戸の、なんでしたっけ、神戸ワールド記念ホールは固定席が3500席ということですけれども、あの城ホールを超えて西日本としては、日本の中ではさいたまスーパーアリーナに次いだ規模のものです。 床面積は約7万平米。想定の年間イベントは165回で、1年に180万人の来館を予定しています。開業時期ですけども、これは変動する可能性がありますけど、2027年の秋ごろ開業をする予定です。開業は順次開業していきますので、このあとちょっと説明しますが、まずアリーナを開業していくということになります。 提案も受けている招聘交渉可能な国際スポーツ大会、スポーツに限っていくと、こういったことを招聘可能ではないか、交渉可能ではないかという提案も受けてます。これは世界フィギュアであったり、あるいはプロテニスの女子の世界ツアー、WTAツアーっていうのは女子の世界ツアーになります。そしてNBAのプロバスケの公式戦等々、そういったプロスポーツについて、国際スポーツについて招聘可能ではないかと提案を受けています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見5月19日 全文3に続く