大阪府・吉村知事が定例会見5月19日(全文2)西日本最大級の大規模アリーナを誘致
ハザードマップは結構当たる
そしてもう1つは安全なホテル、旅館への立ち退き避難です。これは市町村が避難場所に指定する場合以外については、宿泊料というのはどうしても掛かってしまいますけれども、このホテルや旅館に避難するということも1つの方法だというふうに思っています。 もう1つは自宅です。屋内で安全確保するという意味です。ハザードマップで3つの条件を確認して、それを満たす場合には、もう自宅にとどまるということも避難の1つですから、ぜひそれもお願いをしたいと思います。じゃあ3つの条件ってなんなのということですけど、これ、ハザードマップをぜひ確認していただきたいと思います。ハザードマップは役所に行けば、市町村でありますから、ぜひそこで取ってもらいたいですし、ネットでも確認できる、そういったものです。ハザードマップを、市長時代からこの災害についてかなり取り組んできましたけど、ハザードマップは結構当たります。過去の災害と比較しても、最近の災害と比較しても、ハザードマップって結構当たる。なので、ぜひ見ていただきたいと思います。 そのハザードマップに基づいて、まず家屋が倒壊とか氾濫の想定区域に入っているかどうか。入っていない場合には、まず自分の自宅で安全を確保するというやり方があると、そういうことです。それから浸水の深さ、浸水深ですけど。この居室、自分が住んでるところが、例えばマンションであったら3階、4階に住んでるのか。じゃあ浸水深は何メートルなのか。2階は何メートルなのか。自分の住んでいるところはハザードマップで、これ、どこまで浸水するのかというのを事前に確認しておいてもらいたいと思います。
より安全な場所への移動を
その浸水深より自分の住んでるところが高いのであれば、もう自宅に避難をしてもらいたいと思います。それから水が引くまでは食料とか備えが必要ですから、これは一定の自宅での備蓄ということをお願いしたいと思います。 この3つの条件が確認できれば、浸水の危険があっても自宅にとどまって安全を確保するとういうことも可能ですので、安全な場所にいる人までが公民館に避難する必要はありませんので、そこはぜひハザードマップで確認をお願いしたいと思います。 そして緊急安全確保が発令された場合、これは警戒レベル5の新しい制度ですけれども、もうこれはすでに災害が発生しているような場合です。あるいはもう完全に切迫しているというような状況は、身の安全を守るために、今いる場所よりさらに安全な場所に直ちに移動をお願いいたします。 これは想定外の、先ほどハザードマップはかなり当たると言いましたけども、もちろん想定外の災害が起きない確率なんか当然ゼロではありませんから、どういう状況になるかというのは分からないという中で、この緊急安全確保の発令というのもあり得ます。そうなったときには、もう自宅でいくと少しでも高い場所に移動しようと。「もっと水が来たら、屋根にあがろう」という、お父さんが声掛けしてますけども、少しでも高い場所に逃げるとか、近くの建物で少しでも高い建物に移動するとか、あるいは土砂災害の可能性があるエリアだったら崖から離れた部屋に移動するとか、さまざま、より安全な場所へ移動するということをお願いしたいと思います。 梅雨の時季に入って、大雨、洪水、土砂災害の危険性が高くなりますので、ぜひまずハザードマップを確認して、自宅にどれだけ災害のリスクがあるのかなというのは確認してもらいたいと思いますし、じゃあわが家はどういう対応を取るのかっていうのを事前によく相談をして、方針を決定しておいてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後です。万博記念公園におけるアリーナについての事業者が決定しましたので公表をいたします。これも大阪にとって非常に大きな事業になると思います。コロナ禍で少しこれが遅れていた事情もありますが、本日の発表となりました。万博記念公園内に大規模アリーナを誘致いたします。これは西日本で最大級の大規模アリーナを誘致します。日本の中で見ても、さいたまアリーナに次ぐ2番目の規模の大規模アリーナを大阪に誘致します。運営事業者が決まりました。これは世界的な運営事業者、アメリカの企業、そして日本の企業の合同体ですけども、そこに運営と開発をするということが決定をしましたので、その中身についてです。