「おい!ウチの高校は倒産するぞ!」今、特色の無い「私立高校」の経営がヤバい! 「受験者数アップ大作戦」に奔走した教員たちの悲劇とは
2025年がスタートし、いよいよ受験シーズンが目の前に迫っている。近頃は、公立の中高一貫校の創設や女子校の共学化など、教育業界に改変の波が押し寄せており、全国の学校で生徒の獲得合戦に熱が入っている様子だ。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、少子化や不況により、学校さえ「経営難」に陥りかねない厳しい世の中になったと話す。 「こうも少子化が顕著ですと、受験者数の減少は免れず、学校の経営が不安定化するのはやむを得ない状況です。令和4年に和歌山県のある高校で給与未払いを理由に教職員がストライキを起こす事態となったことは記憶に新しいですよね。 業務に集中させてあげるべき現場の教職員にまで経営の心配をさせてしまう学校には、何かしら根本的な原因があるはず。これからはお子さんの志望校選びをする際、学校の生徒数の変遷や経営状態を見極める必要がありそうです」 ・・・・・・・・・・ 今回、西日本の某私立高校で現役の教師を務めている女性から、勤務している高校の厳しい経営状態について話を聞くことができた。 「教師は大変な仕事ですが、生活や人生が安定すると思って選びました。ですが、今や私の勤務している学校では、内外で『経営難』が囁かれている状態なんです...」 こう話すのは37歳の高校教師・多賀谷由理絵さん(仮名)。 「私が勤務している高校は、受験者数が年々減少しています。もちろん、少子化は社会全体の問題で、全国の多くの学校で受験者数も入学者数も減っているのだとは思いますが...」 受験者数が減るのを指をくわえて見ていてはダメだ、ということになった学校運営の幹部たちは、2年ほど前に「受験者数向上委員会」なるものを設置し、教員たちを招集したという。 「委員会の中心メンバーは、30代半ばから40代の教員です。若手には補助的な役割を頼むとかで…そこから『集客』のための迷走が始まりました」
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