都築電気、クラウドPBX/CTIの外線としてNTT ComのIP電話サービスを追加
都築電気は、クラウドPBXサービス「TCloud for Voice」とクラウドCTIサービス「CT-e1/SaaS」の外線に、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が提供する企業向けIP電話サービス「Arcstar IP Voice(Universal One)クラウドプラン」を収容できるようメニューを追加した。これにより、専用設備を各拠点に設置することなく、既存の固定電話番号を用いたまま外線通話基盤のクラウド化が可能になる。 現在、企業が利用する多くのICTツールはクラウドサービスへの移行が進んでいる。ただ、電話システムやコールセンターなどの領域では「回線事業者変更に伴う固定電話番号のポータビリティ(LNP)」に一定の制約があったことで、クラウドPBXの導入に踏み切れないというケースが多々あった。 2024年11月12日、固定電話サービス提供事業者18社が「双方向番号ポータビリティ」を25年1月から開始することを連名で発表した。LNPにおける制度面の制約緩和が進み、既存の固定電話番号を継承しやすくなったことで、音声コミュニケーション基盤の更改ニーズが大きく高まると考えられる。そこで今回、同社は顧客のニーズに対する柔軟性を高めるべく、新メニューを追加した。 Arcstar IP Voice(Universal One)クラウドプランは、NTT Comの、広範な提供エリアを特徴にもつ企業向けIP電話サービス。TCloud for VoiceとCT-e1/SaaSの外線に収容することで、フルクラウド構成や外線GW利用、既存PBXとのハイブリッド構成、リモートワーク対応など、多様なシステム構成が実現可能となる。