「俺が最後のTVスターになってやる」--チョコプラ松尾&シソンヌじろう、「金ナシ」同居生活からの逆襲
じろう:しかも台風が来てる日の夜中。ビニール傘さして、2人で笹塚のデニーズに行ってな。 松尾:俺、ビール1杯ぐらい飲んで帰った気がする。じろうくんが前に座って、後ろでバーッて雨が降ってるトコまでしか覚えてない。 じろう:まっちゃんと別れた後、すげぇ強風に吹かれながら1人でビニール傘さしてる時に「こんな貧乏なのに優勝したんだなぁ」って思った。真っ暗な道で、「こんなみすぼらしいヤツが優勝できたんだ」って。 その後、じろうは『LIFE!』(NHK総合)に出演。黄金原聡子といった特徴的なキャラクターを生み出し、広く実力が認められていく。松尾はIKKOのものまねで脚光を浴び、バラエティーで引っ張りだこになった。「ネタだけじゃなく、いろんなことやっていいんだ」と気づき、本来の持ち味が萌芽した。
お昼の番組MCがスーパースターだと思ってる
今年から冠番組『チョコプラCUP』(テレビ朝日系・ABEMA)もスタートし、さらに勢いを増すチョコプラ。シソンヌは多くのコメディー作品で人気を博す福田雄一演出の舞台『モンティ・パイソンのSPAMALOT』に出演するなど独自路線をひた走る。「キングオブコント2021」では、2組のコントユニット“チョコンヌ”で出場し話題となった。 じろう:現状には十分満足してる。あえて目標を立てるとしたら、『志村けんのだいじょうぶだぁ』(フジテレビ系)みたいな番組やりたいね、チョコプラと一緒に。 松尾:シソンヌは間違いなく面白いから、コント番組やるのは時間の問題。あとは、どの局が最初にやるかって感じだと思う。ここから絶対にシソンヌが天下取れる時が来るよ。 じろう:志村けんさんみたいに偉大なコメディアンにはなれないけど、ザ・ドリフターズや志村さんのコントを見てきたからね。番組にならなかったとしても、いつか明治座で公演打ったり、ライブツアーとかやりたい。『8時だョ!全員集合』(TBS系)みたいなのもいいね、お客さん入れてさ。 松尾:やりたい。旬の女優さん1人呼んで、地方で公開収録するみたいなね。 じろう:うた歌ってな(笑)。そうだ、本気で歌出したいと思ってさ。昔のビートたけしさんの映像見ると、ちゃんとマジメに歌ってるのよ。とんねるずさん、ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさんも、みんな歌やってるしね。本気で芸人が歌ってるの格好いいなと思ってさ。 松尾:“おもしろソング”とかじゃなくて、ちゃんとした人に曲作ってもらってね。