「俺が最後のTVスターになってやる」--チョコプラ松尾&シソンヌじろう、「金ナシ」同居生活からの逆襲
松尾:(すでに売れていた)太田の部屋にあったゲームソフトを勝手に売ったこともあったもんね。仕事もなくバイトもせずに家にいて、「腹減ったぁ~」とか言うんだけど2人とも金がない。そんな時に太田がやらないゲームがあるの思い出して、「あれ売っちゃおうぜ」って。 じろう:当時、僕は中古ゲームやったり売ったりするの大好きだったから、しっかり相場も調べてね。 松尾:「下北が一番高く売れる!」とか言って、1時間弱ぐらいかけて歩いて売りに行った。あの日は2人でたらふく食って飲んで帰った気がする。最高だったな。売れてる先輩が「金なかった時が一番楽しかった」っていうの聞いて俺、「うそつけ! 格好つけやがって」と思ってたけど、最近なんとなくわかる。
楽しすぎる同居、このままだとダメだと思った
じろう:ずっとそんな感じだったから、ジャンポケとチョコプラがレギュラーの『パワー☆プリン』(TBS系、2011年10月~13年8月)を一緒に見るのがしんどかった。もう太田はライブやバラエティーで人気だったけど、少し前まで一緒に貧乏してたまっちゃんも飯食えるようになってさ。「あ、まっちゃんも先に行っちゃった」って、ちょっと苦しかった。 松尾:そっかぁ、本当申し訳ない。配慮なく、部屋で番組チェックしてたもんね。何年住んだ? 一緒に。3年住んで、俺が言い出したのか。やめようって。
じろう:居心地よかったから、なんでこんな楽しいのにって思った記憶はある。だし、家賃安く済んでたからさ。僕は2万5千円かな? 近ちゃんと5万円を割ってたの。 松尾:楽し過ぎるから、このままだとダメだと思った。ほかの人と遊ばなくなっちゃうんだよね。 じろう:すぐ家に帰ってきてたもんね。帰ったら誰かいるし、そこが一番楽しいし。
松尾:当時の彼女と遊びに行くのも嫌だったの。自分がいない時に「3人で面白いことしてんじゃないかな」と思って。それこそIKKOさんのモノマネはあの家で生まれてるからね。でも、最初に家見つけて出てったのじろうくんだったよね。 じろう:当時、僕も彼女ができて、「なんとかこいつらいないトコで会いたい」って真っ先に借りたのは覚えてる。ジメッとした携帯の電波も入らない家。でも、その後も週5ぐらいで会ってたよね。