僕、このまま終わるんじゃないですか――はじめしゃちょーの「ガチ相談」、佐藤二朗の回答は
ユーチューバーの雄“はじめしゃちょー”が「大ファン」と公言し、対談相手として熱烈ラブコールを送ったのが俳優・佐藤二朗だ。地方出身・国立大卒という共通項がありながらも、片や若くして人気ユーチューバー、片や暗黒の20代を送った遅咲き俳優という対照的な2人。それぞれのエピソードを語り合いながら、対談は人生相談へと発展した。「佐藤さん、僕、これからどうしたらいいですか……?」(取材・文:山野井春絵/撮影:殿村誠士/Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair編集部)
チャンネル登録者数910万人(2021年2月時点)。ユーチューバーにおけるトップランナーの一人、はじめしゃちょー。俳優・佐藤二朗とは、ツイッターを相互フォローし、DMを送り合う仲だ。「ほとんどテレビは見ない」というはじめしゃちょーだが、ドラマやCMで見かける佐藤二朗のインパクトに圧倒され、大ファンになったという。一方、佐藤二朗は、「申し訳ないんだけど、あまり存じ上げなかったんだよね。小学生の息子はよく知ってると思うんだけど」と頭をかいた。 はじめしゃちょー:佐藤さん、身長いくつですか。 佐藤:181cmです。 はじめしゃちょー:僕は186cmです。 佐藤:高いねえ。何かちょっとマウントを取ったの今? バスケやってたんだよね。ウィキった、調べたよ俺は。 はじめしゃちょー:お会いできて本当に光栄です。佐藤さんは僕の動画見られましたか。 佐藤:何だっけな、ポテトを大量に頼んで食べられるか、とかさ。俺、YouTubeよく分からないんだけど、面白いよね。編集まで自分でやるの? はじめしゃちょー:編集は自分でほぼやってます。 佐藤:テロップやタイミングも面白いなと思って。いくつか見ました。何だっけ、コーラにミントスだっけ。 はじめしゃちょー:ああ、メントス。
佐藤:あれはもうベタ過ぎるぐらいユーチューバーの人やってんだけど、それをあなたは、生のオーケストラでやった。「どうも、はじめしゃちょーです」って言った後、いきなりかんだんだよね、ミントスを。何て面白いんだろうと。 はじめしゃちょー:メントスですけどね、噛みましたね。 佐藤:今みたいなトップランナーになってくると、例えばオーケストラを使った動画も、予算120万だっけ? そういうことができるようになるわけでしょ。最初のうちはどうだったんですか。 はじめしゃちょー:あのオーケストラの動画は大赤字なんですよ、正直。確かに、はじめは絶対そんなことできなかったですけど。 佐藤:動画が回れば、お金入ってくるんじゃないの? 違うの? はじめしゃちょー:ある程度は。でも、あの動画、意外と再生されてないんですよ。もちろん回ればうれしいですけど、お金の利益を求めてなくて。もうここまでくると、何か“歴史に残る動画”が撮りたいと思うようになってます。