【MLB】Rソックスがトレード補強 ブルージェイズからダニー・ジャンセンを獲得 控え捕手のアップグレード
日本時間7月28日、レッドソックスは同地区のブルージェイズとのトレードを成立させ、ダニー・ジャンセンを獲得したことを発表した。右打者の補強を目指していたレッドソックスだが、捕手の補強を検討している様子はなかったため、ジャンセン獲得はサプライズと言える。控え捕手のリース・マグワイアが攻守にパッとしないため、ジャンセンを獲得することで控え捕手のアップグレードを図ったものと思われるが、正捕手のコナー・ウォンは一塁、二塁、三塁を守った経験もあり、捕手3人体制を採用する可能性もありそうだ。 現在29歳のジャンセンは2013年ドラフト16巡目指名でブルージェイズに入団し、2018年8月にメジャーデビュー。100試合以上に出場したシーズンは1度だけ(2019年)だが、4度の2ケタ本塁打をマークするなど、チーム生え抜きの捕手として活躍を続けてきた。今季はここまで61試合に出場して打率.212、6本塁打、18打点、OPS.672を記録。今季終了後にFAとなるため、ブルージェイズが低空飛行を続けるなかで、トレードでの放出が有力視されていた。 レッドソックスのチーフ・ベースボール・オフィサーを務めるクレイグ・ブレスローは「ダニーは右打者として貴重な戦力になる。フェンウェイで活躍してくれるだろう」とコメント。「彼は強い打球を打ち上げることができる選手だ。それは我々の球場では大きなアドバンテージになる。現状の捕手陣は気に入っていたが、それを強化する機会を逃したくなかった」とジャンセン獲得に動いた経緯を説明した。 レッドソックスはジャンセン獲得の対価として、カッター・コフィー、エディンソン・ポーリーノ、ジルベルト・バティースタの3選手を放出。20歳のコフィーはマイナーA+級でプレーしていた三塁手(2022年ドラフト2巡目指名)、22歳のポーリーノはAA級でプレーしていた遊撃手(2018年7月に契約)、19歳のバティースタはルーキー級でプレーしていた右腕(2022年11月に契約)である。